ちっちゃくても恋してますっ！！３

１０８cm ページ12

その日は体育館点検日で部活がなくてしゅんとしていたけど、澤村さんと連絡先交換したのでいいや

むしろプラス


もーーーーー…






好き。←



そして、試合形式では翔陽がBチームに入るようになって、自主練強化週間もあって、ついに私たちの夏休みがはじまった。







え？経過サボった？

…違うよ、その…まあ、、、




…澤村さんには内緒ね？←







・






貴「なぁッ、つやすみだあ！！！」



バッと両手を上げるとそこには青空が広がる



田「夏だァア！！！！」

西「うおおおお！！！！」



澤「田中、西谷ァ、うるさい！
早く準備！」

田「Aは！？」

菅「いいんだよ、Aは！！」


そんな会話を笑って聞きながら、わたしも備品の整理を始める



えーと、コールドスプレーはあるし…あ、テーピングあとひとつしかないや


すぐ切れちゃうよね！


明日から東京だし、今日買っとこっと…



そう思って買い物リストのメモにテーピングを書き加える

あと買う物はアレとコレと…あとはアレ！！




貴「うし！！」




清水先輩を探すため体育館を見渡せば、その異彩を放つ存在感ですぐに見つける



2階でタオル干してる



美しいです。




貴「清水せんぱーい！
他買い足しとくものありますか？？」




わたしも舞台裏の少し気味の悪い階段を上り、清水先輩のもとへ




清「ん、大丈夫。
これでいいと思う」

貴「了解です！」

清「練習が自主練になる時間には先生が来てくれるから、一緒に買いに行こう」

貴「え、今から私さっと買って…」

清「だめ」




…毎回こうなんです


あの、まあ…色々あって





と、その時




谷「Aちゃーん！サッカー部の先輩が呼んでるよ！」





と声が響いた





貴「へ？」






･







ｰｰ菅原sideｰｰ


呼び出しで凍りついた体育館から「はいはーい！」とかなんとか足取り軽く出ていくAのあとを、悪いと思いつつこっそり追いかける



みんなで



菅「おい、押すなよっ！」

田「だって見えねえっすもん！」

澤「アレ、小田川か。」




サッカー部の副主将だ




小田川「あの、俺…
前から有馬さんのこと可愛いと思ってて…部活一生懸命頑張ってるとことか、その…


俺の事あんま知らないかもしれないけど、これから知って欲しいって言うか…」




キョトンとしているA




…大丈夫か？

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