及『俺の兄ちゃんについてどう思うか意見を求めたい。』IV

１９５件目 ページ49

それからしばらく質問されたりしながら勉強を進めた




･




貴「よし、そろそろ終わろうか
明日もあるし」

菅「うぁー！！疲れた！
勉強見てくれてありがとうございました！」

澤「本当に助かりましたっ！」




気にすんなと笑ってみせる





澤「あ、明日仕事ですか？」


貴「いや、明日は休みだよ
しっかり教えてやれるぜ」


菅「っシャー！気合い入る！！」


貴「気合い入るのはいいけど怪我はすんなよ？(笑)」


菅「うス！」




勉強道具を片付けながら鼻歌を歌う菅原を横目に俺はパソコンにDVDを入れる



音を出して勉強の邪魔になってもアレだし、イヤホンしても質問しにくいかなと思って見てなかったけど、今から2、3時間くらいじっくり見てから寝よう






澤「Aさん、まだ何かするんですか？」

貴「あ、いや、すぐ寝るよ？」




パソコンを閉じれば、そうですか？と言いながら特に気にする様子もなくお礼を言って部屋の出口へ向かう二人




澤「じゃあ、お疲れ様でした！」
菅「でしたァ！」


貴「おう、おやすみ」







手を振る








よし





パソコンの前に胡座をかいて座り、イヤホン装着




再生ボタンを押すと、まず常波と烏野の試合が映った






＿＿＿




＿＿＿＿＿





＿＿＿＿＿＿＿＿






ゴツンっといきなり後ろからゲンコツが降ってきて、驚いて我に返る



貴「う゛ぇッ！？」




振り向くと烏養さんが仁王立ちで立っていた



貴「烏養さん…？」


烏「目が覚めて便所に来たら電気がついてるからまさかとは思ったが…」



時計を見るともう3時を回っていた

むしろ4時前



いちいち気になるところを止めながら何度も見てたから…




相当時間が経っていたようだ



烏「時間忘れてDVD見てるとかガキか！」

貴「サーセン！！」

烏「寝ろ！！」

貴「ハイっ！！」




急いで布団を敷く




烏「寝ろよ！？」

貴「ウス！！」




扉がしまったのを確認して、

本当にガキか…と思いながら、大人しく目を瞑ると吸い込まれるように眠りについた

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