及『俺の兄ちゃんについてどう思うか意見を求めたい。』IV

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植え込みに突っ込んだ俺


壁とかだったら死んでたな←





貴「いって…」





草を取りながらコートに戻ると、恨めしそうにコチラを見つめる3年達





犬「Aさん！！」
リ「Aさーん！！！」




抱きつかれる




どうやら最後の俺が返したやつがギリギリラインに入っていたようで、俺達は勝利を納めたみたいだ



黒「最後のえげつない」

兎「もう一回だっ！！！」



貴「腹減ったから無理！」




そう、もう腹が減ったんだ俺は




兎「えー！！！！」


赤「まあまあ、合宿中にまたやればいいじゃないですか。
俺達もご飯食べてないんだから、今日のところは片付けましょう」




…え？またやるの



赤葦って結構負けず嫌いだよね






･







貴「そういや今日木兎ストレート少なかったな」



片付けをしながら、ふと思ったことを口に出す



兎「…う」


赤「…木兎さん今日練習の時からストレート絶不調でしたから」


貴「へーそうなの？」




まあ普通に威力すごいし手、痛かったけど





赤「でもスパイクの調子が悪い代わりにサーブは絶好調だったんですけど」


貴「あー、確かに強かったなあ、木兎のサーブ」


兎「軽く止められたけど！？」


木葉「よくしょぼくれモードにならなかったよなぁ！」


兎「俺もそう思う！」





自分でそう思うんかい




黒「Aさんがいたと言ってもまさか負けるとは…」


貴「どの口が言ってんだ」




知ってるぞ

お前犬岡と手白とリエーフにアドバイスしてただろう


ごく自然と当たり前のように




貴「それとお前らお見合いとかそういうミス多かったけど」


小鹿野「気合い入りすぎちゃって」


貴「アホか」


赤「1年チームはそういうのありませんでしたね
今日初めてチーム組んでるのに」


貴「まあ音駒多かったし、基本的にレシーブに関しては俺が指示してたからなあ」


リ「夜久さんみたいに怒鳴られませんでしたよ！」


夜「Aさんが優しいだけだ！
コートの反対側で何回お前に注意するの抑えたと思ってんだァ！！！」


リ「イダ！！」





げしっと夜久がリエーフのケツを蹴る


ほんとに俺もかなり抑えたよ


喉まででかかった暴言を飲み込み消化したよ←



貴「ウン、リエーフ…
お前ホント…育てがいあるなあ」


黒「ぶっひゃひゃwww
良かったなあリエーフw
Aさんが今度は厳しく教えてくれるってよwww」


貴「お望みとあらば」


リ「望んでないですッ！！」

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