忍者のくノ一その3 (ページ12)

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バレたページ12

佐｢A？！A？！｣

すっごい勢いで私の名前を呼びながら楽屋に飛び込んで来たのは金曜日の狂犬。

｢ねえ、大光うるさい｣

佐｢ねえ！お前皇輝と付き合ってんの？！｣

｢へ？なんで？｣

佐｢優斗が言ってた！｣

ちょっと待って。どこから漏れた。この情報。

｢…大光、優斗呼んで〜…皇輝〜？｣

皇｢はいはい、どうしたの？…あれ？大光？｣

｢バレた…｣

皇｢え？なんで？｣

｢そんなの私が聞きたいよ。誰かに言った？｣

皇｢言ってないよ｣

言うわけないじゃんって言う皇輝。そうだよね。プロ意識の塊だもんね。

優｢A、どうしたの〜？｣

｢私についての情報、どこで聞いた？｣

優｢え？どんな？｣

｢だから…皇輝と私が…｣

優｢え？！あの情報ホントだったの？！｣

｢へ？｣

優｢いやぁ、瑞稀くんと嶺亜くんがAと皇輝の空気感変わったから付き合ってんじゃない？って｣

｢大光〜？｣

なんだ、結局対抗の早とちりか。
…ちょっと待って。早とちりで誤解だって話で終わらせればよかったのに、あの問いつめ方だともう皇輝と付き合ってますって教えたようなもんじゃん。やらかした。
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大光と優斗によって2人の話は2日ほどでジュニア全体に広まりました。