JUMPのWhitePrincess

24 電話 ページ24

A｢もしもし??｣


??『あ、もしもし??俺、やけど。』


A｢あ、彰吾??どうした？｣


彰『……ありがと。頭さげてまで頼んでくれて。』


A｢いいよ。今だから言えるけど…杏桜も彰吾と同じだったんだよ？｣


彰『杏桜ねぇが？』


A｢うん。杏桜も学校の先生にすっごい反対されてた。まぁ、あんた達あたしに似てるんだよね。｣


彰『姉ちゃんに？』


A｢うん。あたしも最初はギリギリだったからね。｣


彰『……。』


A｢大貴にも言えなかったから。慶應に行きたいって。｣


彰『大貴くんにも？』


A｢うん。でも、行きたいってずっと願っててもいけないからさ。｣


彰『……。』


A｢彰吾は偉いと思うよ？ ちゃんとあたしに行きたいって自分の口から言えたんだから。｣


彰『姉ちゃん……。』


A｢笑笑頑張んな？彰吾ならきっと受けれるよ。ちゃんと分かんないところは教えてあげるから。｣


彰『ｸﾞｽｯ……』


A｢笑笑電話越しに泣かないの。｣


彰『……うんっ。』


A｢んじゃ姉ちゃん切るからね？勉強頑張って。｣


彰『うん。姉ちゃんも、撮影頑張ってね。』


A｢うん。ありがとう。｣


……


A｢ただい…。何みんな泣いてんの？｣


涼『A!!お前いい姉ちゃんだな！』


A｢……え？どゆこと？…もしかして聞いてた？｣


大『うん。』


A｢……はずっ。……もう！メイク行ってくる！｣


J『いってらっしゃーい』

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