sweet smell shop －Ⅱ－ (ページ6)

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前に舘様と翔太と話してる時に気が抜けて

佐｢そうなんでやんすね～！…あ｣

つい言ってしまった。俺はこの時点で何それ、気持ち悪いって言われるんだと確信した。そして、嫌われて友達で居られなくなることも。

でも、舘様と翔太は違ったんだ。

渡｢…ん？涼太、やんすってなんだ？｣

宮｢アニメでよく使われてるものだと思うけど、俺もよく知らないな。教えてよ佐久間。｣

佐｢え？あ、えと、そう！アニメに出てくるキャラがよく使ってる口癖みたいなやつで…。俺も好きだから使ってる。…気持ち悪いでしょ？｣

渡｢は？何で気持ち悪いなんて話になるんだよ？そんなこと一言も言ってないじゃん。てか、思ってねーし。｣

佐｢え…？気持ち悪いって思わないの？俺、アニメにしか興味なくて、いつもはずっとやんすとか言ってるオタクだよ？｣

渡｢だから？関係ないっしょ。逆にアニメ好きって知れて嬉しいんだけど？｣

宮｢うんうん。佐久間、あんまり自分のこと話さないから、趣味知れて嬉しいよ？1つのことをそんなに好きでいられるのって、いい事だと思うけどな。｣

佐｢！！…うぅ、2人ともありがとう…！泣ぐすっ、、｣

渡｢え！ちょ、泣くなって！どうしたんだよ、、｣

宮｢俺にもよく分からないけど、俺たちは佐久間のこと気持ち悪いなんて思わないし、嫌いになんてならないよ。｣

佐｢ぐすっ、、ありがとうっ、おれ、2人のことすきぃ！｣