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目｢え…？｣
深｢そうだよ！嫌って言われても絶対に離れない！！｣
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この出来事の後から、本当に2人は俺から離れなかった。
岩｢おー、目黒。今日も来たぞ。｣
目｢あ、岩本くん！…とふっかさん！｣
深｢おいおい、付け足しみたいに言うなよ！！｣
目｢ははっ笑ごめんなさい笑｣
岩｢…目黒、よく笑うようになったよな。｣
目｢え…？｣
深｢それ思った！…でも、辛い時は教えてくれないよね〜？｣
目｢…それは｣
岩｢ちょっとふっか？｣
深｢あ〜ごめんごめん。目黒のことわかってきたつもりだけど、まだまだ知らないこともあるんだなって思っちゃって…。｣
目｢…｣
岩｢…まぁ、無理しなくていいから、少しずつ教えてくれよ。｣
この時、俺はどうしてこの2人はこんなにも優しいのかと泣きそうになった。
そして、その優しさに応えたくなった。
目｢…俺、昔のことがあって感情を上手く表せないって言ったじゃないですか。｣
深｢うん。そうだったね。｣
目｢でも、たまに心のモヤモヤが溢れそうになるけど、どうすればいいのかわかんなくて。そのモヤモヤを誤魔化すために悪いことだけど、嘘つくんです。｣
岩｢嘘…？｣
目｢はい。モヤモヤの正体が辛いっていう感情なのはもう分かってるんです。でも、頼れる人がいなかったから、言っちゃダメだって勝手に思ってて…。｣
深｢嘘ついたっていいじゃん。｣
目｢え…？｣
深｢別に嘘ついちゃダメって決められてるわけじゃないし、そうすることが目黒にとって楽なら、俺はそれでもいいと思う。｣
目｢ふっかさん…｣
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作者名：さくらもち | 作成日時：2022年5月5日 20時
