sweet smell shop (ページ10)

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仲間ページ10

向井side

向｢さくまくぅぅぅん～～！！
俺、どうしたらええですかっ？｣

佐｢とりあえず深呼吸しよう！はい、吸って、吸って、吸って、｣

向｢いや、吐かせてください！！って、そうやなくて！｣

今日はお仕事の日。高校の先輩である佐久間くんのお店で働いている。

佐｢にゃは、どうした康二～。この佐久間さんが聞いてやろう！！あ、後で俺の話も聞いてね？｣

向｢ほんとですか？！もちろんです！…えっと、実は男の人に一目惚れしてもうたんです…！しかも高身長の爽やかイケメンに！！｣

佐｢えっ…｣

向｢やっぱりちょっと引きますか…？って、え？！急にどうしたんですか！！｣

急に両肩をがしっと掴まれ、揺さぶられる。酔うからやめてや～…

そしてやっと止まったと思ったら、真剣な眼差しを向けられて、さらに混乱した。

佐｢俺も！！｣

向｢えっ？何がですか？｣

佐｢俺もなの！！｣

向｢だから何がですかって！｣

佐｢俺も高身長の爽やかイケメンに一目惚れしたの～！！｣

向｢え、えぇぇ！それほんまに言うとりますか？？｣

佐｢ほんとほんと！！｣

向｢じゃ、じゃあ俺たち仲間やないですか！！え～もう信じられへん！！｣

佐｢そうだよ！仲間だよ！康二、落ち着いて！落ち着いて！！｣

向｢いや、佐久間くんが落ち着いてや！！｣