Quotidiano 3

＊ ページ6

alan side





Mステの確認をしてから
出演が決まった、MVのフリ決めのために

とりあえず音を流しながら
休憩を挟んでると





「てか、Aさ大学入れんの？」


「なに急に？」


「お前頭良かったっけ？」


「普通に天才レベルですけど」


「そういうノリいらないから」


「玲於ノリ悪〜」


「は、心配してるだけだろ」


「隼〜、玲於が私のこと心配してるらしいよ！」


「まじ！驚きやーん」


「お前ら、ほんとテンションうざい」


「あ、傷ついた〜」


「だから？」


「裕太さんに癒してもーらおっと」





普通に交わされてるけど
ぶっ飛んだ会話だよな〜

玲於のもとから離れて
隼や裕太くんのいるところに


心配しただけであんな感じなるんだ





「玲於？」


「ん、なに？」


「いつもあんな感じなの？」


「まぁ、大抵はね」


「すごいパワフルだね」


「扱いに困るんだよね、ほんと」





ほんと、いつかの龍友くんが言ってたみたい
お兄さんと化してるよ………

なんか、最年少の成長を感じる
俺らもおじさん化してるかも

まだ、歳だね〜とか話すレベルの歳じゃないのに





「えぇ"ーーーーーーーーーー！？」





スタジオには隼の大声が響き渡り
それに玲於はキレるの巻





「マジうるせぇ」


「だってだってだってだって、」


「なに？」


「Aが就職するって！」


「は？マジで言ってんの？」


「うん、HIROさんにも相談して決めた」


「で、何になるんだよ」


「え、なんで責められてんの？」


「いいから言えよ」


「え、怖い」





すごい、Aちゃんに………

すごい、Aに同意見だわ
迫ってきてるし、玲於の顔ヤバイし





「涼太さん、龍友さん」


「おい、こっち来い」


「玲於、落ち着いて」


「そうやって、一旦落ち着こ、な？」





ガチで鬼気迫ってる感じ
少しずつ、もとの顔に戻ったけども

普通に怖かったよ





「A、もう大丈夫だよ」


「おいで、玲於も心配やっただけやから」





ボーカルの甘い言葉には
脳が痺れそうです〜

そして、ボーカルに挟まれるAは
普通に可愛いよ
涼太の腰に腕回して、視線は龍友くんに対して上目遣いしてるし
なんなら目がうるうるしてる

こんなん、男の子は耐えれませーん！





「涼太さん、龍友さん、ありがと」


「全然いいよ、」


「もう、話せそう？」


「うん、」





ボーカル強し、





.

＊→←Practice

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す