Quotidiano 3 (ページ21)

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Caretaker ページ21

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隼から離れられない日々を過ごしてたけど
GENERATIONSの皆さんはツアー中なわけで
次の公演は亜嵐さんの地元の愛媛

付いて行けるわけもなく
バイバイしないといけなくて

「隼、行かないで」

「A、ファンの人が待ってるから」

「分かってるけど、玲於もいない」

「まぁ、同じグループだしね」

「いない間どうすればいい？」

「敬浩さんは？」

「リハしてるよ」

「じゃあ、泊まらせてもらいな」

「迷惑だよ」

「いや、俺ならいいの？」

「隼も迷惑？」

「そんなことないよ、敬浩さんもきっとそう思ってるよ」

「じゃあ、敬浩くんに頼む」

「帰って来たら家おいでね」

「うん、」

1番安心して過ごせる隼が行ってしまう
お見送りするのが嫌で
引き止めてしまう………

ダメって分かってても
口から言葉が溢れ出しちゃう

バタン………

「行っちゃった……」

しまった扉をただただ眺め
1人になるのが怖くて、事務所に向かった

敬浩くんを探すために
思いつく場所をウロウロしてると

「Aちゃん？」

突然すぎて、声での判断が出来なくて
振り向くと、とっても笑顔が似合う

「今市さん！」

「どうしたの？1人だけど」

「あ、敬浩くんを探してて」

「敬浩さんなら、俺らと音合わせしてるよ」

「あ、そうだったんだ」

「俺も水買ったら行くから、一緒に行こっか」

「はい！」

少し先にある自販機で水を2本買って
1本を私にくれた

「ねぇ、すごく気になってたんだけど」

「はい、」

「俺って"今市さん"って呼ばれてたっけ？」

「はい、」

「亜嵐がさ'''名前で呼んでもらった～'''って喜んでてさ、俺も名前呼びだったと思ってたのに」

「あ、ごめんなさい」

「いや、いいんだけどね～」

「あの、隆二さん！」

「え、あ、うん、なぁに？」

「私は名前呼びしますので、私のことも呼び捨てていただけたらと、」

「あぁ、わかったよ」

そう言って私の頭をポンポンとしてくれた

世間話もほどほどに、スタジオに着いたので
部屋に入ると

広臣さんと敬浩さんが

「あ、A！どうしたの？」

「敬浩くんに」

「え、俺？なになになになに？」

「あ、のね、今日お泊まりしようかなって」

「あ、ごめん、実は地方行かないといけなくて」

「そっか……」

頼みの敬浩くんが無理なら
今日は眠れないかもしれないな……

「じゃあ、うち来る？」

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