Quotidiano 3 (ページ15)

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「………こんな感じ、かな」

分かってる、
私にもダメな判断があったこと

でも、おじさんは汲み取ってくれたらしく

「Aに大切な人がいるのも、その行動をしたことも、分かった。でもな、俺にとってもお前は"大切な人"なんだ」

「はい、、ごめんなさい」

「本当に心配した、もう、無茶はするな」

「うん、おじさん、本当にごめんなさい」

「無事でよかった」

感動的なシーンのさなか
とっても静かに呟かれた言葉に

私もおじさんも、笑うしかなかった

「え、おじさんってどゆこと？」

「あれ、まだ言ってなかったの？」

「うん、GENERATIONSの皆さんには言ったんだけどね」

「俺、みんなの前で言わなかったっけ？」

「言ってないよ！」

「あれ？そっか、じゃあ言うけど、Aは俺の姪っ子であり娘です」

「間違ってはないけど、ねぇ」

「え、どう話せばいいか」

「私が話しておくよ、おじさんは仕事でしょ？」

「あぁ、じゃあ頼むな」

「うん、お仕事頑張ってね」

「おう、」

颯爽とスタジオから出て行ったおじさん
いつもならHIROさんって呼ぶのに
今日はセンチメンタルになってたかも

三代目さんだけ知らないか、
ちゃんと話さないと

「あの、お話ししますね？」

「A、今の心の状態で話せる？」

「敬浩くんは心配しすぎたよ」

「俺にとってAは大切な人だから」

「ごめんって、私も大好きだよ」

「大丈夫ならいいんだ」

「私にとって、このスタジオにいる人は全員、
大切な人だから、言わないと、ね」

その言葉にみんながスタジオに座り
聞く態勢にはいった

3歳にあったことから、今の今までのことまで正直に嘘偽りなく話した

大切な人を失う経験はきっと誰もが一度は経験してるだろう
私は、一度に多くの人を失い、
兄や祖母と離れ、知らない土地に来たんだ
久々の感覚に、涙しそうになったけど
また、敬浩くんが心配しそうだから

「って感じかな？」

「そっか、Aはまだ高校生なのに多くの山を越えて来たんだね」

「偉いわ、本当感心するわ」

「そんなAには美味しいタンの店紹介しないとだね」

「それ、俺も行く！」

「隆二さんはそろそろ移動でしょ？」

「なんで俺だけ、Aちゃん！俺ともご飯行こうね！」

「はい！もちろん」

こんなに温かな反応をしてもらうと
傷ついた心に染みるな

感謝しないとね、

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