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hayato side
やっほーーい！
今日で僕は21歳になりました〜！
うるさい僕ですが、これからもどうぞよろしくお願いいたします！
まぁ、前日から祝っていただいたりしてるのですが
今日はリハの後、玲於とサシメシ
Aは未成年だし普通に学校だしということで、ごめんなさーい
「んで、やっぱり移動はさ」
「玲於、スマホ」
「ごめん、HIROさんから急用で」
「なに？大丈夫なやつ？」
「うん、今すぐのことじゃなかった」
「そっか、ならいいけど」
「EXILE組準備のために、休憩しよ」
「そうだな、じゃあ」
「って、玲於なにしてんの？」
「ん？」
「両手挙げてさ、」
"ガチャ"
スタジオの扉が開く音がして振り向くと、
学校に行ってるはずのAが
大人っぽい格好で
俺に走ってきてる風だったから
手を広げて待ってると
"どてっ"
効果音がついてコケた
持ち物はなにも持ってないようだけど
とりあえず起こそうと近づこうとしたら
サッと立ち上がって、
俺に向かって走ってくる
もうコケるなよ、と思って手を広げると
次は転ばずに俺の胸にダイブしてきた
そして、最初にかけた言葉が
「隼、生まれてきてくれてありがとう」
うわ、なんか涙腺やられそう
ありきたりな"おめでとう"より
心のこもったAのような言葉にグッとくる
「ありがとう」
「ふふ、好き〜」
「俺も〜」
「大好き、大好き、大好き、大好き〜」
「なに、今日はデレてくれるの？」
「ふふっ、愛してるよ」
グレードアップしていく言葉に
心があったかくなってると
パッと電気が消えて、
玲於と涼太くんがケーキを持ってきてくれた
ろうそくに照らされたケーキの上には
俺の顔と名前、そしてHAPPY BIRTHDAY
「お願い事して？」
そう言って俺の腕に絡まりながら話しかけ
その通りにろうそくを吹き消す
同時に明るくなるスタジオ
「これ、もしかしてAが？」
「そう、あやちゃんと作ったの」
「ほんとすげぇ、まじでありがと」
「へへ、喜んでる」
「あたりまえじゃん」
「ちょっと待っててね」
そう言って扉まで走って行って、
また走って戻ってくる
小さい方の袋を俺に渡して
満面の笑顔で
「お誕生日おめでとう、大好き」
「ありがと、開けてもいい？」
「いいよ」
「うわ、カッケー」
黒を基調としたバングルと
鎖をイメージしたようなブレス
そして、大ぶりのリング
.
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作者名：ひなたろ | 作成日時：2016年12月2日 0時
