番外編 Daughter's locus ページ36
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_____ある休日の夜
久々に行きつけの焼肉屋でご飯
そのメンバーは私、おじさん、松さん
ウサさん、マキさん、篤志さん
敬浩くん、AKIRAくんの8人
若くない、おじ様方は
私とご飯を食べるときはあまり飲まない
でも、ちょっと酔うと
すぐ私の昔ばなしを始めるから嫌、
「あぁ、Aも大きくなって」
「ほんとだよ、こんなちっちゃかったのに」
指と指で3センチくらいの幅を私と言ってる
そんな頃に会ってないし
私が出会ったのは3歳だし
話が進むと、よく出るこのお話
「松さん覚えてますか？」
「何を何を？」
「セクシーダンス」
「あぁ、覚えてる！」
「あれは最高だったわ〜」
松さんとAKIRAくんが話してるのは
ちょうどAKIRAくんが加入した年のお話
______
「あ、またAもじもじしてる」
「マキ、動画撮ってて」
「おっけ」
「A、どうした？」
「松さん、セクシーなダンス教えて欲しい」
「あぁ、それならなアキラに聞きな」
「分かった」
「ほら、行ったよ、聞こえるかな？」
「AKIRAくん、」
「なに、今ダンスしてんの、分かる？」
「わかんないの、」
「は？お前なに言って」
「セクシーなダンス教えてよ！」
「はぁ、そんなのクネクネしてればいいんだよ」
「ワカメみたいに？」
「そうそう、腕も使って」
「わかった、」
「さっさとあっち行け」
「アキラ尖ってんな〜」
「松さん、」
「お、教えてもらった？」
「うん、」
「踊ってみ」
「……(全身を前後に揺らしながらワカメになりきるダンスをした)」
「「あははははははははははっ」」
「なんで、下手くそ？」
「アキラなに教えてんだよ！」
「え、なんすか？」
「ほら、A踊ってみ」
「……(同じく踊る)」
「「「あはははははははははっ」」」
「みんな酷い〜」
______
とまぁ、こんなことがあったわけで
この動画を何度も見かえしては
大笑いが起こる
篤志さんやHIROさんまで
ほんと意地悪なんだから
「その話、もういいから」
「嫌なら、いま踊れるサイコーにセクシーなダンス踊った動画を送って〜」
「明日スタジオ行くから、その時踊って送る」
「おぉ、待ってるぞ」
「セクシーだったらもうこの話しないでよね！」
「俺にも送ってね」
「なんで敬浩くんに送らないといけないの」
「セクシーなダンス見たいもん」
「可愛く言ってもダメ！」
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作者名：ひなたろ | 作成日時：2016年12月2日 0時
