＊ ページ29
.
松さんから渡された2つの袋を手に
スタッフさんに案内された部屋
とりあえず着替えないと
トラステの袋には今回のツアーTシャツ
四角いショップバッグには
デニムのスカート、靴下、靴、アクセサリー
え、私だけツアーTシャツ着て見るの？
「つらっ、」
とりあえず怒ると怖い
松さんのために着替えて
着ていた服たちは
ショップバッグに詰め込んだ
松さんたちの待ってるとこに着くと
哲也さんのみ驚いてて
他の3人は"いい感じ"だと頷いてる
「え、これで見るの？」
「そう思いますよね、哲也さん！」
「う、うん」
2人で共感してると
「俺さ一緒に見ようって言ったっけ？」
「え？言ったでしょ」
「言ってないよ、行こうって言っただけで」
なに？
大パニックなんだけど、
意味がわかんないの、私だけ
じゃないみたい、哲也さんもだね
「じゃあ、私なにするの？」
「でるの」
「会場から？」
「違うよ、ステージに」
「え、分かんない」
「スペシャルゲストだよ！」
「マキさんバカなの？」
「A、もう諦めて」
「ウサさんもグルなの？」
「3人で計画して、HIROさんに頼んだ」
「もう、ムリ」
「スタッフさんに言ったから、こっちもムリ」
「哲也さん、助けて」
「哲也、ダメだよ」
「いや、どうにもできないでしょ」
悪魔たちの計画により
ステージに立つことに、マジムリ
.
______LIVE終了後
はぁ、疲れた
GENEのみんなも知らないじゃん
「A、よかったよ！」
「本当に嫌いになりそう」
「ダメダメダメ、何でも買ってあげるから」
「新しいローファー」
「このあと買いに行こうね」
「他にないの？」
「今は何もないかな」
「俺ら嫌われるじゃん」
「じゃあ、ガリガリ君ソーダ味」
「もう一つ！」
「えー、私の就職先」
「え、うちの会社来ないの？」
「んー、どうなんだろうね」
「ウっさん、難しいの引いたね」
「それより、ローファー」
「はいはい、その前にGENEと写真ね」
「私 突撃したバカみたいな人だから、今会いたくないんだけど」
「着替えておいで」
「はーい」
さっきも着替えた部屋で
元のモノトーンコーデに変身したところで
会話してた場所に戻ると
ばっちり撮影中でした
見つけられた私への第一声は
「お前も知らなかったのかよ！」
そーなんです
君たちと同じ状況でした
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 154人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「EXILETRIBE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ひなたろ | 作成日時：2016年12月2日 0時
