Quotidiano 2 (ページ20)

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takahiro side

あの焼肉以来、
一緒に夕食を食べる機会が増えた

ここ最近じゃ
週3のペースで一緒に食べてるな

外食だったり、Aん家で食べたり

んで、
登坂もこの飯会に参加する
3人でのご飯は楽しいし、いろいろ聞けるし

「んもぅ、」

今日はかなりご立腹してます、お嬢様

理由を聞くと、
女子ってめんどくさいらしい

いや、あなたも女の子でしょ？
そう思っても言ったらダメです
だって、キレられるからね

「なんであんた達に命令されなきゃいけないのって思うもん」

「きっとAが羨ましいんだよ」

「自分で行動すればいいのに、団体になって文句言ってくるとか、ん"っーってなる」

「まぁ、女の子はめんどくさいよね」

結局、めんどくさいにたどり着く会話
もう、20回くらいしてるんだけど

それも臣ちゃんとAの2人で

俺だけ蚊帳の外～

「ねぇ、敬浩くん」

「なーに、A」

「女の子の扱いかた教えてよ」

「俺そんなの知らないよ？」

「嘘ばっかり、たくさんの女の子泣かせてきたんでしょ」

「そんなことないよ！」

「AKIRAくん言ってたよ」

「ははっ、AKIRAさんやばっ、」

「臣ちゃんは黙ってなさい」

「え～、A～敬浩さんがいじめてくる」

「敬浩くん、広臣さんかわいそうでしょ」

なにこの疎外感！
俺のほうがAと長年過ごしてきてるのに
臣にとられた気分

少し困った顔をすると

「あ、敬浩さんの必殺技、困り顔」

「え、そんなこともできんの」

「A、違うよ」

「うわ、私も騙されてた～」

いじられるの辛いよ～
ほんとに悲しい顔をすると
やりすぎたなって、2人で慰めてくる

そんなんだから許しちゃう～

「でもさ、大人数で文句言われるとメンタルにくるよな」

「そうなんですよね、ストレスですよ」

「ストレス発散しに行く？」

「え？どこに」

「広臣さんは知らないのか」

「俺だけ仲間はずれ」

ふはははは～
Aと登坂をイジっちゃいま～す

「ストレス発散と言えばね～」

「広臣さん分かんないんですか～」

「うわー、ムカつくそれ」

「俺毎回やられてるんだけど」

「今だけ敬浩さんの気持ち分かります」

「じゃあ、行きます？」

「行きますか～」

「あの、俺分かってないんすけど」

「着いたら分かりますよ」

そりゃね～
ついて分かんなかったらヤバいでしょ

久々だし楽しみまっしょーい！

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