始まりの天と地2 ページ3
チュンーチュンー
ピピピピ、ピピピピ
「ん、、、、」
いつも通り目覚まし時計に起こされ、私はカーテンを開ける。
「っ!」
いつもより私を照らす太陽にびっくりして私は窓越しに空を見た。
「、、、はぇ?」
そこには、近未来という文字では表せれないほどの光景があった。
空を飛ぶ人、、いや、あれは人なのか?
「え、え、エルフ?」
イラストのような物がたくさんいてみんな動いてる。
そのことが私の住んでいる世界ではないことを確信させた。
夢だと思って何回も目を瞑り自分を叩いた。
「現実なんだ。」
冷静になり、まず私はどこにいるかを確認した。
「ここ、、どこ」
「あの、、誰、、で、すか」
「え?」
「え?」
私の目線の先には男の子がいた。
もちろんこの世界の男の子。
あまりこの時のことは覚えてないが
これだけは言えることがある。
私は彼を目にした時
終わった。
と思っていたに違いない。
警察沙汰になり私はこの世界でどうにかなってしまうのだろう。と
「っ、、、私はこの世界のものじゃn
こんなことを言って伝わるのだろうか。相手からしてみたらただの不審者だ。私は少し諦めかけていた。
こんな状況にいきなり置かれた私は下を向いて泣きそうになってしまった。
「あの、、、大丈夫ですか、、」
男の子はそう言った。
「、、、はい。ごめんなさい。わざとじゃないんです。すぐに、出ていきます。」
これしか言えなかった
「あの、、何かあったんですか」
「、、、あ、、あの、」
男の子の優しい声に私は希望をかけてみることにした。
「私、、この世界から来たものではないんです。」
「え、?」
「朝、起きたら。ここにいて、、それでっ、、、っ、それっで、、っ」
不安が溜まって言葉が出てこない。
「それじゃあ、あなたはどこから」
「、、っリアルの、、っ世界」
男の子はこの言葉を聞いた時、どこか寂しそうな顔をしていた
「私、、帰ります」
ここにいては相手に迷惑だ
「どこに?」
「、、、どこかに」
「行くあてあるんですか」
その言葉には答えることができなかった。ここの世界に知り合いなんて誰もいない。ましてや、私は異次元のものなんだから。
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作者名:いなりずし | 作成日時:2023年12月18日 22時