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ガチャ

誰かが入ってきたからドアに目を向けると葛葉が立っていた


「え、、葛葉?」


今日のライブは葛葉も一緒にいたが先に帰っているものだと思っていた。


葛葉「、、、」


「どうしたの?」

葛葉は私に近づくと私を抱きしめた


「?!」

私は離れようとするが強く葛葉は私を抱きしめる


「離してっ、、!」

私は剣持さんとの電話で泣きそうになっているのを見られたくもないし、剣持さんが嫌がることをしたのにまた嫌がることするのはしたくなかった。


葛葉「なんで泣いてんだよっ、、」


「っ!」


葛葉「あいつなんかより、、、いや、、違う」


葛葉は自分が言ったことを自分で否定し私の顔を撫でる


葛葉「泣くな。」


ただそう言った、長い爪で私の涙を拭いてくれる。
葛葉は自分のことのように辛い顔をしていた



葛葉「ごめん。最近いろんなことで無理してんの知ってた。けどAなら大丈夫だって甘えた考えした。」


葛葉「こんな顔させてごめん。」


「なんで、そこまで」


葛葉の手は震えていた



葛葉「顔色、悪い。」



私は何故か意識がさっきから少しずつ薄れてきている



葛葉「A?、、A!」


「辛い顔、、しないで、、葛葉」


葛葉「まっ、、なん、、」


私はそのまま意識を失った

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作者名:ひなり | 作成日時:2023年4月21日 7時

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