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「勉強してたら遅くなっちゃったぁ、さっさと帰ろ」

部活をしてない私は放課後勉強をしたり本を読んでいたらすでにもう7時半になっていた

帰りは自転車で下り坂をおりる、少し肌寒いが夕暮れを見ていると寒さも和らぐ

信号で止まりスマホを見ていた

今日は何もないが明日の配信の準備を考えていた

?「A?」


誰かが私を呼んだ、スマホから目を離して声のする方を向く


「あ、」


剣持「お疲れ様。遅くない?」


「ちょっと勉強してたら結構暗くなってました」


剣持「最近は暗くなってきたんですから注意してください。」


剣持「勉強するのはすごいですけど何かあってからじゃ嫌ですよ、僕」


竹刀入れを肩にかけて寒そうにしている剣持さんは私の心配をしてくれた。

私は自転車から降りて剣持さんと歩く


「剣持さんも気をつけてくださいね、男だからとか関係ないですよ」


剣持「僕は竹刀があるので」


「笑笑笑笑笑笑」


そうこうしているうちに私たちは右と左に分かれる時がきた
剣持さんはわざわざ私の家に近い方へ遠回りしてくれた、上着も着ていないままでもう少し歩かなければいけないのに

剣持「それじゃあ、また。近頃」


「あ、ちょっとまって」


私は自転車を止めて剣持さんのところに行く
自分のマフラーを剣持さんの首に巻く


「最近、剣持さん風邪ぎみだから、悪化しないように」


剣持「あ、ありがとうございます」


「いえ、家の近くまで送ってくれてありがとうございます!じゃあ気をつけて」

剣持さんは少しあったかそうにしてくれたからそれだけで私は満足した

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作者名:ひなり | 作成日時:2023年4月21日 7時

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