悪魔たらし。【魔主役】【魔入間】 (ページ4)

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第3話ページ4

sha「戻ったか?!!大先生?!」

『フラグやないかなぁそれ……ッ？！』
大先生？が後ろに回ってたらしく魔改造して着物のようにした制服の背中を引っ張られて転びそうになり、咄嗟に目を瞑る…

sha「…大丈夫か？」
目を開けたらシャオロン？さんの顔が目の前にあって姫抱きされてるのだろうと察してびっくりした。

『あ、うん全然大丈夫やよ！ごめんな、うち重いやろ？』さすがに恥ずかしいのでササッと降りた。

？「シャオロン…とそちらの君は？」
さっきの悪魔がどういう訳か話しかけてきた。

『あ、うちはゲヴェート・Aどす。よろしゅうおたのもうします〜』

？「ふむ…、Aか。…どうやら君たちには秘められた才能があるようだ。」

「『え？』」
シャオロンさんと思わずはもってしまった。

？「この学園を統治する組織に興味はないかね？」

シャオロンさんはガシッと肩を掴まれていた。

sha「はいっ！」

シャオロンさんは二つ返事かぁ…なら

『ならうちもご一緒させていただきます〜』

◇

？「…ご快諾いただき、心から感謝するよ。シャオロン君、ウツ君、A君。」

…ここは…生徒会室…とちがうよなぁ
…言うちゃ悪いけど…狭いし…ボロいし…
ちらっと2人の顔を見ると同じようなことを思ってそうだった。

？「さぁ座り給え、遠慮はいらないよ。」

sha「…え、あの…何か」

『シャオロンさん…言うたらあかんこともあると思いますえ？』

ut「会長は…?!麗しの君はどこに?!」
ウツさんは…色んな女の子が好きなんやろな…

sha「え…えっと生徒会って意外と予算カツカツなんですね…」
そないなこと…ないと思うけど…

？「…生徒会？はて何の話かな」

嗚呼、やっぱりやわ

sha「えっ？」

？「ここは私が団長を務める…」

ut「われ…え？」
sha「何それ」
『聞いた事ないわぁ』

？「我々師団とは！混沌と破壊をもってこの学園を統治し！ひいては魔界全土を手中に収めるための工作活動を行う…革命集団である！」

『ふむふむ……なんだかおもしろそうどすなぁ…あ、でもうちこの後友達と会う約束が…』

いやいや、いくらなんでも怪しすぎる…逃げよう…

？「ちょうど団員を募っているところだったのだ。実に幸先がいい！」
上機嫌な様子のその悪魔に出口を塞がれた。

「「『あ……』」」

どうやら、全員逃げることを考えていたらしい。