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余りにも人でなしなセリフを吐いてジニヒョンが笑う。
「人の不幸は蜜の味ってねㅋㅋㅋヒャッヒャッㅋㅋㅋ」
『最低っすね。』
そこでやっと僕の後ろで立ち尽くしてるテヒョンに気づいたのか、窓を綺麗にしながらジニヒョンが片手を上げた。
「おー、テヒョンア。汗だっくだくだなぁ、ヒャッㅋㅋㅋ」
「ちょちょちょっとA！ジニヒョンとも知り合いなの！？」
いや待って、それこっちのセリフ。ジニヒョンとテヒョンって知り合いなの？
まさか窓拭き先輩も…
「ヤバいよ、ジニヒョンもナムジュニヒョンと同類だからね。」
嘘でしょ。
窓拭き先輩はちょっと頭がアレなだけで良い人だと思ってたのに。
「お、ジニヒョンにテヒョンアじゃん。あ、Aもいる。」
ちょうど僕の後ろから高めのハスキーな声がして、振り返る。
『あ、ジミナ。』
小走りでこっちに来るのは、少し髪先が濡れているジミナだった。テヒョンと友達になったあの食堂事件の時にいた内の一人。
僕は勝手にリア充だと思ってる。
「またしたの？」
「誘ってくんだもん。しょうがないじゃん。」
テヒョンの言葉に笑うジミナ。
………僕、察した。ジミンもテヒョン達と同類なんだね。
後から聞いた話によると、年上キラーらしい。片っ端から先輩たち食い漁ってるんだって、恐ろし。
ていうかダメだ、僕ヤリチンに縁がありすぎる。
ここにいる人達、全員経験豊富って何事なんだろう。
「僕溜まってたみたいでさぁ、すぐイっちゃった。」
「あー、そういう時あるよねぇ。」
「ジミナって超遅漏なのにね。」
「はは。俺も時々あるよ、そういう時。」
全く会話についていけず、苦笑いをしてるだけ。
よく考えたらさ、この中で童貞なの僕だけじゃん。虚しすぎる。
『泣きたい。』
思わず呟いた僕の言葉を唯一聞き取ったテヒョンがびくぅっと跳ねたのをスルーして、一人出てもいない涙を拭った。
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waka(プロフ) - 犬のマルチーズさん» コメントありがとうございます！これからも、ぜひぜひよろしくお願いします！！ (2022年2月3日 17時) (
レス) id: e247cabc05 (このIDを非表示/違反報告)
犬のマルチーズ - 面白いです！完結おめでとうございます！！これからも、WAKAさんの小説読ませていただきます！ (2022年2月2日 20時) (レス) id: dc541df11a (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - 稲荷さん» 稲荷さんの語彙力を消滅させられて嬉しいです！！こちらこそありがとうございます！！！ (2022年1月30日 10時) (レス) id: e247cabc05 (このIDを非表示/違反報告)
稲荷 - もう、好き！なんだろう、好きすぎて語彙とんでっちゃた、、、wakaさん完結おめでとう！そしてありがとう！ (2022年1月30日 6時) (レス) id: 72ee2dd031 (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - ニナさん» ニナさん、たくさんコメントしてくださって本当にありがとうございます！喜んでもらえて、楽しんでもらえたのなら幸いです♡これからも、よろしくお願いします！！ (2022年1月19日 13時) (レス) id: e247cabc05 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：waka
| 作成日時：2022年1月9日 19時
