16. ページ17
JN side.
「無理だ。もう完全に嫌われた。終わった。最悪だもう。俺の人生終了。本当に終わった。嫌われてる、絶対に。何でだ。いや考えるなよ。何かしたんだろミンユンギ。ああもう、」
「……えっと…何あれ。」
「俺に聞かないでください。」
「やー、シュガヒョン絶望だね。」
お風呂に入り終わってリビングに足を運ぶと、そこには異質な光景が広がっていた。
ナムジュナとホソガは菩薩顔になってやつれてるし、ユンギヤは完全に病んじゃってるし。
ホラーよ。完全にホラーなのよ。
思わずビクゥ！！ッと体を跳ねさせながら、こっそりナムジュナ達のもとへ歩み寄って、そして冒頭に至る。
「あの…ミンユンギさん？」
「ジンヒョン…………」
何さ、何でそんな子犬みたいな目で見つめるのさ。
なかなか見ない弟の姿に飄々とは出来ず、ぎこちなく話を聞いた。
＿＿＿＿事情を聞くに、酔っぱらって会社に行ってた事は覚えてるんけど、Aヒョンが次の日から何だかよそよそしい、完全に嫌われた、と。そして酔ってた時のとこはうっすらとしか覚えていないと。
「いや何それ、」
「そんな血も涙もない……」
「シュガヒョンの思い違いですよ、きっと！」
思わず本音が漏れる俺にナムジュナが顔を覆う。そんな俺達の様子を見て、ホソガが慌ててフォローした。
そしてどんよりした空気感を纏ったまま、ボソボソと呪文のように呟くユンギ。
「………………はぁ、胃が…、」
今日も俺の胃はフル稼働。
でも、どうにかしてやらないとなぁ。それに、Aヒョンがユンギヤのこと避けるとは思えないんだけど、意識でもしてない限り……………って、ん？ちょ待って。
.
「それ、ユンギヤの事意識してくれてるんじゃないの？」
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 791人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
waka(プロフ) - 稲荷さん» オタクユンギさんを書くの、すっごく楽しいㅋㅋㅋ 天才だなんて……嬉しすぎて禿げちゃう。いつも本当にありがとうございます！！ (2021年12月29日 19時) (
レス) @page22 id: e247cabc05 (このIDを非表示/違反報告)
稲荷 - ユンギさんがめっちゃオタクみたいで面白いㅋㅋㅋほんとにwakaさん天才！ (2021年12月27日 11時) (レス) @page5 id: 492c7d29f8 (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - クレオパトラさん» めちゃくちゃ嬉しいお言葉ありがとうございます…！甘々シュガーさんの破壊力でクレオパトラさんの頭が…ㅋㅋㅋ よかったです(？)！更新頑張ります！！ (2021年12月19日 10時) (レス) id: e247cabc05 (このIDを非表示/違反報告)
クレオパトラ - ユンギさん過去編突入っすか...!!!テテさん可愛すぎて禿げそう。てか甘甘シュガーの破壊力強。めっっっちゃ更新楽しみにしてます!!!! (2021年12月18日 23時) (レス) @page11 id: b0abc0e173 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - ありがとうございます😊応援してますね。ファイテン（＾_＾）👍 (2021年12月14日 21時) (レス) id: 94a9bcecb9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：waka
| 作成日時：2021年12月9日 20時
