同じ月の下で 3 ページ34
あの時は結局、私とヨナとハクの三人でお饅頭を作ったんだっけ
ま、食えたもんじゃあなかったけどな
ハクなんて床転げまわってたし…人のこと言えないけど
でもあの後…ハクとイル陛下がそのことで話しているのを聞いて
あの親子が、少しの間でもいい、普通の親子としての幸せを感じられたらと
心から願ったんだ
そんなことを思い出しながらも私たちは夕飯の準備を進めていた
するとどこからかユンとハクの話し声が聞こえてきた
シノ「あ…そろそろ二人とも帰ってくるよ」
そういうとキジャが駆け出し、ゼノがそれに続いた
ちょうどそこに二人が到着した
ジェハとシンアは手伝いの手を止め、少し離れた所にいるユンたちを見ていた
ジェハ「ぶはっ」
隣から破裂音が聞こえたと思えば、ジェハが笑いだしていた
笑い上戸のジェハのことだ、神妙な顔をしようとして失敗したのだろう
ヨナも二人が帰ってきたことに気づいたようだったがまな板に向き直った
そんな中でシンアだけがおろおろとしていた
キジャ「遅い、遅いぞ！」
ゼノ「迷子にでもなってたのかー？」
帰りの遅かった二人に問い詰めるキジャとそれにノるゼノ
まあ確かに帰りは遅かったけど
めんどくせえ…
ユンがめんどくさそうに事情を説明した
どうやら木から降りられなくなっていた男の子を助けたらしい
その間に皆に夕飯を配っていく
ジェハ「ところでユン君、その腰から提げた袋は何だい？」
シンア「…甘い匂いがする」
ユン「え？ああ、忘れてた…お礼にってユノにお饅頭もらったんだ」
ユノ、というのは助けた男の子の妹らしい
キジャ「なんと！今夜は食後に甘味が出るのか」
ゼノ「饅頭かあー、久しぶりだなー」
ヨナ「ダメよ二人とも、それはユンとハクがもらったんだから」
ユン「大丈夫だよヨナ、一人一個ずつあるみたい」
アオ「ぷっきゅー」
ユン「勿論、アオの分もあるよ」
ユンがアオに饅頭を一つやるとヨナが残りを皆に配ろうと袋を受け取った
ヨナ「わあ、昔私が作ったのにそっくり！」
「「ごほっ、ごふっ」」
ヨナ「やだ、二人とも大丈夫？」
私とハクが思わず味噌汁にむせた
落ち着いた後も二人、一瞬目を合わせまた味噌汁を何食わぬ顔で飲み始める
ハク「…不意打ちで、人の悪夢を蘇らせないでもらえますかね」
シノ「まったくだ…」
ヨナ「あ、悪夢…？」
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寅嶋部緋鯔(プロフ) - ハイドさん» そう言って頂けて何よりです、そうですね、何回も描いて練習してます、困った時は描き方をググッたり漫画などで似た構図のものを見ながら描いたり…練習あるのみですよ(●'д')bﾌｧｲﾄです (2016年5月13日 18時) (
レス) id: 8d1ca3404a (このIDを非表示/違反報告)
ハイド - 作者さんの絵どんどん上手くなって行きますよね！俺は絵が上手く無いので正直言って羨ましいです！やっぱり絵を上手くするには、練習をいっぱいする事が大事ですか？ (2016年5月13日 16時) (レス) id: 7d989b00f5 (このIDを非表示/違反報告)
寅嶋部緋鯔(プロフ) - シャインさん» いつも読んでいただきありがとうございます、喜んでいただけて僕も嬉しいです(*´ω`*) (2016年1月3日 20時) (レス) id: 8d1ca3404a (このIDを非表示/違反報告)
シャイン(プロフ) - リクエストにこたえて下さり、ありがとうございます。すごくおもしろかったし、なんだか嬉しかったです。ありがとうございます。 (2016年1月3日 20時) (レス) id: 68560ee8d2 (このIDを非表示/違反報告)
寅嶋部緋鯔(プロフ) - シャインさん» そう言って頂けると幸いです(*´-`) 少し素直になった夢主ちゃんをこれからも宜しくです♪ (2015年12月6日 11時) (レス) id: 8d1ca3404a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：寅嶋部緋鯔 | 作成日時：2015年11月29日 0時
