＃251 ページ19
ハク｢ところで…｣
ハクが徐に口を開いた
ハク｢何があったんだ？…下で｣
一同は静まり返り
ヨナもキジャも
おそらくシンアも
なんだか済まなさそうな表情でいる
ハクだけはどこかいつも通りで
きっと
ヨナ達が聞きにくそうだったから代弁した
いや、それ以外にもあるかも知れないが
彼の意識の主としてはそれなのだろう
ハクらしいな…
シノ｢…そうだね…その話をしないと…｣
私は流石に
ジェハの手を払い除け体を起こす
寝転がったままでも良かったのだが
真剣に聞きたい彼女等の誠意に応えよう
今更ではあるが
どうやら俗に言う膝枕をされていたらしい
通りで
ジェハの顔を真下から見れたわけだ
シノ｢…何から話せばいいのか…そういえばユンとゼノにも話したことは無かったね…薄々気づいてるかもしれないけど私、洞窟とかそういう暗くて狭い所がダメなんだ…｣
それから私は
ジェハに話したこと…
これに関する私の過去を話した
ヨナ｢で、でも、青龍の里ではそんな様子は…｣
シノ｢そりゃ、明るかったしね…ただ暗いだけ、ただ狭いだけって所は別に大丈夫なんだ…暗くて狭い所…それがダメなの｣
ヨナ｢じゃ、じゃあシノが天幕で寝たがらなかったのも…｣
シノ｢あ、いやいや、そりゃ最初はそうだったけど今はもう大丈夫、今回は急に暗くなってビックリしただけだから…｣
少し伏せていた顔をヨナが上げると
その目には
この国の状態を心配する時とはまた違った
一心に仲間を思いやり、心配する
そんな強さの様なものがあった
ヨナ｢何かあったら必ず私達に言って、この手、絶対離さないから｣
そう言ってヨナは私の手を取り
私を見つめた
シノ｢ありがとう｣
・
・
・
ジェハ｢皆にはああ言っていたけど…もし初めから松明が無かったら入れなかったんじゃない？｣
いつものように天幕の隅っこで寝転がっていると
ジェハのそんな声が聞こえた
シノ｢さぁ…どうだろうね…案外入れてたかもよ？｣
ジェハ｢足、震えてたよ？｣
シノ｢嘘だー……ジェハ、ありがと｣
ジェハ｢何が？｣
シノ｢あの時…ずっと声かけてくれてたから｣
ジェハ｢…どういたしまして｣
それ以上会話は続かなかった
私はいつの間にか
夢へと堕ちていた
ジェハ｢…僕には強がらなくても…いいのに……｣
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寅嶋部緋鯔(プロフ) - ハイドさん» そう言って頂けて何よりです、そうですね、何回も描いて練習してます、困った時は描き方をググッたり漫画などで似た構図のものを見ながら描いたり…練習あるのみですよ(●'д')bﾌｧｲﾄです (2016年5月13日 18時) (
レス) id: 8d1ca3404a (このIDを非表示/違反報告)
ハイド - 作者さんの絵どんどん上手くなって行きますよね！俺は絵が上手く無いので正直言って羨ましいです！やっぱり絵を上手くするには、練習をいっぱいする事が大事ですか？ (2016年5月13日 16時) (レス) id: 7d989b00f5 (このIDを非表示/違反報告)
寅嶋部緋鯔(プロフ) - シャインさん» いつも読んでいただきありがとうございます、喜んでいただけて僕も嬉しいです(*´ω`*) (2016年1月3日 20時) (レス) id: 8d1ca3404a (このIDを非表示/違反報告)
シャイン(プロフ) - リクエストにこたえて下さり、ありがとうございます。すごくおもしろかったし、なんだか嬉しかったです。ありがとうございます。 (2016年1月3日 20時) (レス) id: 68560ee8d2 (このIDを非表示/違反報告)
寅嶋部緋鯔(プロフ) - シャインさん» そう言って頂けると幸いです(*´-`) 少し素直になった夢主ちゃんをこれからも宜しくです♪ (2015年12月6日 11時) (レス) id: 8d1ca3404a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：寅嶋部緋鯔 | 作成日時：2015年11月29日 0時
