【wrwrd】wrwr国が存在する世界線の『中国』の物語【軍パロ】 (ページ5)

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一筋の光ページ5

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「＜ほんまにあんたは懲りへんな＞」

本来なら昼休憩の時間、城内がガヤガヤと盛り上がっているなか、総統室ではグルッペンがトントンに叱られていた。

今日もグルッペンは大量の書類を残したまま城下町へこっそり行こうとしたところ、運悪くトントンに見つかり、強制的に椅子に戻された、というわけである。

「＜毎日毎日書類整理でいやになるんだゾ、すぐ帰ってくるから＞」

「＜その言葉何回聞いたと思ってんの＞」

トントンはグルッペンの全く反省していない態度に溜め息をついた。

“ｺﾝｺﾝ”

その時、扉から音がなり、音の主を招き入れると、大量の資料を抱えたオスマンだった。

「＜グルッペンちょっと聞いてほしいことが・・・ってトントンもいるやん＞」

オスマンは大量の資料を机の上に下ろすと、立ち去るわけではなく、慣れた手付きで紅茶の準備を始めた。

「＜相談があるから2人も座って座って＞」

2人はなぜか少しやつれているのにニヤニヤしているオスマンに疑問符を立てながらも言われた通り席に座り、紅茶を受け取った。

「＜どうしたんだ、そんなニヤニヤして＞」

「＜顔はやつれてるけどえらいご機嫌やな＞」

2人の言葉に、オスマンは待ってましたと言わんばかりに話し始めた。

「実は昨日の深夜に手紙が届いてさ」

2人がオスマンから受け取った封筒は見たことのない柄をしており、差出人は『中華』という聞いたことのない国だった。

「聞いたことない国だな」

「名前もこの辺じゃ見掛けない文字やし」

2人が困惑していると、オスマンはさらに笑みを深めて話した。

「僕も聞いたことない国やったから調べたんよ」

オスマン調査だと、この『中華』という国は

・wrwr国と同時期に下克上を果たして建国した国であること。

・場所はwrwr国から海を越えた遠い場所に位置していること。

・現在の国の最高責任者である邨皓宇(ソン・ハオユー)総書記は、まだ25歳と若く、幹部の蔡紫釉(ツァイシユ)、肖泰然(ツァォタイラン)とは、『中華』建国前から深い交流があること。

等々の情報がたくさん書かれてあり、最後に

・『中華』もwrwr国と同じように最初の貿易国を探していること。

と書かれていた。

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