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Unrequited ページ4

「おい、お前ら席つけー」


登坂先生ってあんな声出すんだ。


「じゃあ改めて…
このクラスの担任になった登坂です。」

「数学担当なので何かあったら聞いてください。じゃ1年間よろしく」



数学か…


俺の苦手科目だ。



「よしっHRはこれで終わり」
「明日から授業だから教科書とか忘れんなよ」




「なぁなぁ寛太!」


「ん?」


「先生に話しかけにいこうぜ!」



えっ?


むりむりむり絶対むり。



そんな俺の思いは大樹に伝わることはなく



手首を握られて先生の元に。




「ねぇせんせー」


「ん?どした?」




振り向いた綺麗な顔。


近くで見るともっと引き込まれそうになる。



俺、絶対に今顔真っ赤だ。




そう思ったら大樹の手を振りほどいて走り出していた。



「おい、寛太!」



そう大樹が叫んでいる声を背中に浴びて。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
このお話書きながらずっと中学聖日記の挿入歌が頭に流れております笑

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作者名:Hina | 作成日時:2020年6月2日 1時

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