泉 ページ2
「後、何でも頼んで良いよ!只、隠し事は無しね!」
「heh…嗚呼、勿論だ。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「──って事があったの、覚えてるか?」
「うーん、全く。」
「heh、そりゃそうだな。」
そう言って笑うサンズ。
其の彼の笑顔を見て笑う子。
其れは、人間とモンスターのハーフの子だった。
Aは成長し、サンズの背と同じ所まできていた。
其れにサンズは、あまり良い気がしていないらしいが、Aは嬉しそうに笑った。
「…ねぇ、そう言えばさ。chara、死んじゃったんでしょ?」
そう目を伏せて話すA。
「…らしいな。」
そんなAに当たり障りのない様に話すサンズ。
此れは彼の癖だった。
「しかも、アズリエルも。可哀想に、アズゴア陛下とトリエル女王陛下。」
Aにとって、アズゴアとトリエルは慈悲深い神様の様な存在だった。
charaが死ぬ前も後も、相当バリアを破りたいだろうに、ハーフのAのソウルでは破らないのだ。
そして、charaとアズリエルはAにとって親友である。
彼等からBEST FRIEND FOREVERと刻まれたロケットペンダントを貰う位には仲が良い。
「しかも、人間が落ちてきてる。此の前、死んだと連絡が来たのも人間だし。」
「…六番目の人間だな。」
其れを聞いたAは少し微笑み、
「そろそろ、此処から出れるんだよね。」
と言った。
あー、少し名残惜しいなぁ、と言うAに、サンズはもう家族の様に思っていた。
彼の弟と同じ位には愛していたし、大切に思っていた。
だからこそ、彼の父親の様に居なくなってしまった時はどうするべきか。
どうせ、また何も出来ずに死ぬのを誰かから聞かされるのか?
そんなのは絶対に阻止しよう。
そう「決意」した。
そして、そんな地下世界に一人の人間がやってくる。
「ハロー!僕はフラウィ。お花のフラウィさ!君は此の地底の世界に落ちてきたばかりだね?」
11人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ひこうちきん(プロフ) - ツララさん» コメント有難う御座います!嬉しいです、本当に励みになります…!神作品、そう言って頂けて本当に嬉しいです… (2022年12月12日 19時) (レス) id: 05937225ef (このIDを非表示/違反報告)
ツララ - 神作品ありがとうございました!!!主さん語彙力ヤバすぎですね!(いい意味で) (2022年12月12日 19時) (レス) @page7 id: 4d27d118a6 (このIDを非表示/違反報告)
ひこうちきん(プロフ) - これはお咲さんさん» 二度目のコメント有難う御座います!いえいえ…私なんて語彙力のごの字も有りません… (2022年12月3日 10時) (レス) id: 05937225ef (このIDを非表示/違反報告)
これはお咲さん - いや……なんで初めてでこんな上手く書けるんすか?そこが疑問でしかない (2022年12月2日 20時) (レス) @page7 id: 3b1cb8dcad (このIDを非表示/違反報告)
ひこうちきん(プロフ) - これはお咲さんさん» コメント有難う御座います!そう言って頂けて本当に嬉しいです…!有難う御座います! (2022年11月29日 20時) (レス) id: 05937225ef (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ひこうちきん | 作成日時:2022年11月29日 17時