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「後、何でも頼んで良いよ!只、隠し事は無しね!」


「heh…嗚呼、勿論だ。」


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「──って事があったの、覚えてるか?」


「うーん、全く。」


「heh、そりゃそうだな。」




そう言って笑うサンズ。



其の彼の笑顔を見て笑う子。



其れは、人間とモンスターのハーフの子だった。



Aは成長し、サンズの背と同じ所まできていた。



其れにサンズは、あまり良い気がしていないらしいが、Aは嬉しそうに笑った。




「…ねぇ、そう言えばさ。chara、死んじゃったんでしょ?」




そう目を伏せて話すA。




「…らしいな。」
 



そんなAに当たり障りのない様に話すサンズ。



此れは彼の癖だった。




「しかも、アズリエルも。可哀想に、アズゴア陛下とトリエル女王陛下。」




Aにとって、アズゴアとトリエルは慈悲深い神様の様な存在だった。



charaが死ぬ前も後も、相当バリアを破りたいだろうに、ハーフのAのソウルでは破らないのだ。



そして、charaとアズリエルはAにとって親友である。



彼等からBEST FRIEND FOREVERと刻まれたロケットペンダントを貰う位には仲が良い。




「しかも、人間が落ちてきてる。此の前、死んだと連絡が来たのも人間だし。」


「…六番目の人間だな。」




其れを聞いたAは少し微笑み、




「そろそろ、此処から出れるんだよね。」




と言った。


あー、少し名残惜しいなぁ、と言うAに、サンズはもう家族の様に思っていた。



彼の弟と同じ位には愛していたし、大切に思っていた。



だからこそ、彼の父親の様に居なくなってしまった時はどうするべきか。



どうせ、また何も出来ずに死ぬのを誰かから聞かされるのか?



そんなのは絶対に阻止しよう。



そう「決意」した。



そして、そんな地下世界に一人の人間がやってくる。




「ハロー!僕はフラウィ。お花のフラウィさ!君は此の地底の世界に落ちてきたばかりだね?」

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ひこうちきん(プロフ) - ツララさん» コメント有難う御座います!嬉しいです、本当に励みになります…!神作品、そう言って頂けて本当に嬉しいです… (2022年12月12日 19時) (レス) id: 05937225ef (このIDを非表示/違反報告)
ツララ - 神作品ありがとうございました!!!主さん語彙力ヤバすぎですね!(いい意味で) (2022年12月12日 19時) (レス) @page7 id: 4d27d118a6 (このIDを非表示/違反報告)
ひこうちきん(プロフ) - これはお咲さんさん» 二度目のコメント有難う御座います!いえいえ…私なんて語彙力のごの字も有りません… (2022年12月3日 10時) (レス) id: 05937225ef (このIDを非表示/違反報告)
これはお咲さん - いや……なんで初めてでこんな上手く書けるんすか?そこが疑問でしかない (2022年12月2日 20時) (レス) @page7 id: 3b1cb8dcad (このIDを非表示/違反報告)
ひこうちきん(プロフ) - これはお咲さんさん» コメント有難う御座います!そう言って頂けて本当に嬉しいです…!有難う御座います! (2022年11月29日 20時) (レス) id: 05937225ef (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひこうちきん | 作成日時:2022年11月29日 17時

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