満ち足りた日常。 cross ページ25
前の話の続き。
「何て…ね。そんな訳無い。」
私は今、ある伝説を調べに来た。其れは…
昔々地球には人間とモンスターという二つの種族が居ました。
所がある時二つの種族の間に戦争が起きました。
そして長い戦いの末人間が勝利しました。
人間は魔法の力でモンスター達を地下に閉じ込めました。
…というもの。
小さい頃は友達が此の伝説を話してくれたっけ､と懐かしさに浸る。
其の伝説を私は信じていない。でも、確かめるついでに、逃げてきた。
何故なら…此処に、モンスターが来た。
其のモンスターは…私の､友達を殺していたのだ。
そんな訳が無い､と最初はそう思っていた。
だが、其の友達をよく見れば見る程、信じられなくなっていったのだ。
だから、其の伝説と友達について確かめに来た。
嗚呼、折角の機会だ。香水でも付けよう。
辺りに香水の花の香りが広がっていくが、嫌な香りではない。…此の香水も、友達がくれたものだったか。
よし、少し勇気が出た。落ちよう。
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
落ちた後は、兎に角歩いた。
花のモンスターに会い、ヤギのモンスターに会い、
今度はスケルトン達と会った。
其の次は、魚のモンスターと会い、恐竜のモンスターとロボットに会った。
後は…そう､王様に会ったのか。
戦う事になり、私は其の戦いに勝った。
でも、バリアを抜けなかった。
どうせ、地上に出ても、友達の死に立ち向かう事は出来ないし、此処の人は良い人だ。
だから、私は此処､地下に住む事にした。
だが、事件が起こった。
「ちょっと待っ…」
「…え、誰､ですか…？」
目の前に、知らないモンスターが現れた。
地下のモンスターとは全員会った筈。なのに、何で知らないモンスターが…？
「あ、嗚呼、悪い。俺の名は──crossだ。」
「えっと…どうして此処に…？」
cr「そ、其れはだな…」
其の後、私はcrossさんに深い事情とやらを説明された。
どうやら、crossさんのボスさんの命令で来たらしい。
crossさんも何故此処なのかは分からないらしい。正に、謎は深まるばかり。
「もしかして、何かの組織に所属してるんですか？」
cr「嗚呼、闇auって言う組織だ。」
当たり前の様にcrossさんの口から発せられた言葉。
其れは私にとって衝撃的な単語であった。
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ひこうちきん(プロフ) - なのださん» コメント有難う御座います！返すのが遅くなりすみません…初のシリアス系に挑んでみた結果が此方になります！インク君…可哀想な君は可愛…ゲフンゲフン (2023年1月3日 15時) (
レス) id: 05937225ef (このIDを非表示/違反報告)
なのだ - い、インクうあああああ (2022年12月31日 17時) (レス) @page10 id: 757190f567 (このIDを非表示/違反報告)
ひこうちきん(プロフ) - apyapiさん» コメント有難う御座います！とんでもなく嬉しいお言葉、有難う御座います…！！とても励みになりました、有難う御座います！ (2022年12月29日 16時) (レス) id: 05937225ef (このIDを非表示/違反報告)
apyapi(プロフ) - 一言（？）言わせて頂きたい。めっちゃ神作です！最高です！短編集って、短すぎても長すぎても・・・ってイメージがあるのですが、丁度良い長さ&行間で読みやすいです！この小説大好きです！（こんな神作を書いてくださる作者さんも！）更新頑張ってください！ (2022年12月28日 16時) (レス) @page46 id: 80520e762e (このIDを非表示/違反報告)
ひこうちきん(プロフ) - 星月夜さん» コメント有難う御座います！最高と言って頂けて本当に嬉しいです…有難う御座います！ (2022年12月18日 13時) (レス) id: 05937225ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひこうちきん | 作成日時：2022年11月30日 17時
