二口、遠距離恋愛中らしいよ

＊ ページ3

Aside

お昼。

いつの間にか、4時間目も終わってた

「Aー、彼氏様来てるよー」

貴方「あ、ありがと」

堅治「まじでA大丈夫か？」

貴方「あー、うん、ちょっと話あるから屋上行こ」

これ、別れた方が良いのかなぁ

- 屋上 -

堅治「で、A。話って？」

貴方「あのさ、」

あぁ、

言いたくない

でも、

私達が離ればなれになって堅治が悲しむなら

いっそのこと別れを告げよう

貴方「私達、別れよ？」

堅治「は」

堅治の動きが止まった

堅治「....なんで？」

貴方「私さ、卒業後に、東京に行くことになったの。

それで、遠距離になって、堅治が悲しむぐらいなら、

いっそのこと別れよ..う...か.なっ....て.....」

なんで、私は泣いてるの

堅治が幸せになるためじゃん

最後くらい、笑顔でいないと

堅治「なら、なんで泣いてんだよ。別れるの、Aも嫌なんだろ？

俺が悲しむ理由。Aが余計な心配して別れようって言ってくるから

確かに、Aが東京に行くのは悲しい。でも、それ以上に
Aが俺を信じてくれなかったのが悲しい」

そっか、

私は、もっと信用すれば良かった

堅治「で、結局、Aは別れたいの？別れたくないの？」

貴方「.....別れたく、ない！」

更に、涙が溢れてくる

やっぱり、堅治は凄いや

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