異変(リアside) ページ12
最近
生まれてくる子供の話をしていても
これからの話をしても
どこか上の空で
たまにボーッとしていて
話しかけてもすぐには気づかない事も増えてきたな…
元々青白い肌だから
よくは分からないけど
確実に血色が悪いし
クマを化粧で
誤魔化したような感じがする
「リアさん僕ちょっと街に行ってくるよ。」
「待ってノエル。私も行くわ。」
「リアさんはお腹おっきくて歩くの大変でしょ?家で待ってて買い物終わったらすぐ帰ってくるから!」
「でも…」
「大丈夫だから」
「やっぱり行く!私も買い物あるもん!」
「何買うの?買ってくるから」
「自分で見て決めたい!だから行く!」
「もー。煩いな…お願いだから安静にしててよ!僕がどれだけ心配かわかる?」
ノエルの息が荒くなり
肩を上下させている
「何?そんなに怒らなくてもいいじゃないの!ノエルは過保護過ぎてウザイ」
「ただ僕は…」
ノエルが咳をすると
抑えた手から大量の血が零れ出す
「ノ…ノエル?どうしたんだ?」
ノエルは倒れて
動かなくなってしまった
2人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:干物ゴリラ | 作成日時:2018年2月15日 1時