秘密 (ページ27)

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第13話-1 ページ27

快晴。

ジョン「おはようございます。」

ヒョン達は全員集まっていて、
ジュンヒョンは
スピーチを復唱している。

ユン「おはようございます。
今日はありがとうございます。」

主役のユンヒョンが
やってきて、
おめでとうございますと伝える。

まだ少し時間がある。

会場内を一人、散歩する。

庭に続く
ステンドグラスの扉の向こう。

ドレスのシルエットが
見えた気がして、

扉を開けて飛び出した。

ジョン「ヌナ！！」

○○「ジョン。」

新緑の芽吹く庭で

一人、

真っ白なドレスを着た
美しいヌナが

立っていた。

ジョン「・・・すごく、
キレイです。」

○○「ありがとう。」

ヌナが近づいてくる。

───触れたくて。

目の前に来たヌナの腕を
掴んで抱き締めた。

ジョン「・・・ご結婚、
おめでとうございます。」

○○「ありがとう、
ジョン。」

ヌナの腕が背中に回る。

息を思い切り吸い込む。

───ヌナの匂い。

ジョン「ヌナ・・・。」

愛してる。

そう言ったら、ヌナはまた、
「ありがとう、ジョン。」
って言ってくれる気がした。

○○「ジョンも、
よく似合ってる。」

ジョン「着せられてるみたい
じゃないですか？」

○○「ううん、そんなことない。」

ヌナが離れて、
俺もヌナを離す。

○○「式の前に会えてよかった。
また後でね。」

ジョン「・・・ヌナ。
お幸せに。」

○○「ありがとう、グク。」

ヌナが会場内に戻って、
俺は庭でぼんやりする。

ユン「ジョン。探した。」

ジョン「あぁ、ヒョン！」

ヒョンの手を握って
引き寄せて
肩を合わせる挨拶をした。

ジョン「こんなに
天気が良い日に結婚式なんて、
最高ですね。」

ユン「あはは、そうだな。

・・・ジョン。」

ジョン「はい。」

ユン「ごめん。
お前から○○を取り上げて。」

グ「えっ・・・？」

頭が真っ白になる。

ユン「付き合ってたんだろ、

○○と。」