秘密 (ページ14)

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第7話-1 ページ14

ジニー「ジョン！
もう帰ろう！」

ジュン「ジョン！
ストップ！」

ホソヒョンが
音楽を止めた。

その場に倒れこむ。

テヒ「ジョン！」

テヒヒョンとジミヒョンが
そばに来て、

俺を抱き止めた。

ジョン「ハァ、ハァ、」

呼吸が、整わない。

ジミ「どうしたんだよ、
ジョン、」

テヒ「毎日
こんなことしてたら、」

ジョン「練習が・・・

足りなくて・・・

大丈夫です・・・

寝て起きたら・・・

僕は・・・」

ユンヒョンとヌナは、
いない。

・
・
・

───その日。

俺だけの撮影の仕事を終えて、
一番最後に帰宅した。

いつものように
玄関に乱雑に散らばった
『今日の』みんなの靴。

一足、足りない。

ジョン「まだ、誰か
帰ってないんですかー？」

そう言いながら、
食事中のダイニングに来て
見渡す。

足りないのが誰か、
すぐにわかった。

テヒ「ユンヒョンは
彼女の家にお泊まりだって。」

初めてだった。
外泊は。

その日から、
まともに眠れなくなった。

デート、
普段過ごす様子、
その比じゃない。

───苦しかった。

ヒョンが家にいる夜でも、
“明日は泊まるかもしれない”
と考えたら眠れなくなる。

ヒョンが家にいるかいないか、
そのことばかり気にして
気が狂いそうになって。