日常の69ページ目。 ページ20
・
ガヤガヤとしている教室。
先生「おい、お前ら席につけー」
先生の声も虚しくみんな話し続ける。
「先生も大変だねぇ…」
出水「そう思うなら止めろよ」
いや、別に私が止めなくても大丈夫だろう。
「んー…大丈夫じゃん？」
出水「なんで…」
「まあ見てなって」
先生「修学旅行についてだが＿＿＿」
先生がさっきと同じくらいの声の大きさでまた話を始める。
その瞬間、お前ら本当にさっきのガヤガヤの原因なのかと訪ねたくなるほど露骨にみんなが席に着く。
その間、0.23秒。
米屋「藤井すげえ」
出水「よく分かったな」
と、そんな二人の声が挟まった2.94秒間。
こんなことを数えるのも面倒なので簡潔に言うと、米屋と出水が話し終わった直後に、一瞬消えたとおもわれた生徒の声が一気に盛り上がった。それだけである。吾輩は猫である。ちなみにこの言葉に意味はないのである。
生徒「先生！班や自由行動はいい感じでお願いします！」
生徒「行くところは自分たちである程度決められますよね！？」
ギャーギャーとまたうるさくなる。
「欲望だ…」
出水「ちょっとツッコミどころが多い欲望だった気がするのおれだけ？」
「うん」
出水「そこは共感して欲しかった」
先生「重大発表と去年の三年生からの変更点があるから今から言うぞー」
米屋「重大発表？」
先生「まずアレがアレでああなったから」
「アレがアレでアレなんですね！わかりました先生！」
出水「なんで伝わんの！？」
「いや伝わってはないけど」
先生「伝えたつもりもない」
米屋「藤井と先生リズム感合ってんな」
米屋が笑う。
「さっさと言え…ください」
先生「お前口悪いって言われたことない？で、変更点と重大発表だが＿」
先生がためる。
先生「クラス関係なく学年全体で組むことになった」
クラス「うおおおおおおおおおお！！！！！」
先生「それとボーダー提携によって、日程とホテルの場所が三門の女子校と進学校の六頴館高校とかぶる。会うことがあるかもしれないから仲良くな」
クラス「まじかあああああ！！」
女子校、進学校…ね。
「ふざけんなああああああああ！！！」
先生「なんだ？藤井は修学旅行行かないのか？」
「行く！行きます！」
なんだよどっちが重大発表かもわからないけどボーダーの知り合いオンパレード状態だよ。
「プルスウルトラ…か」
出水「何言ってんだよ藤井…マンガに入り込みすぎだわ」
「まさかの出典元がわかる出水」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 197人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
だらけ猫。(プロフ) - 詩華さん» ありがとうございますー！そう言っていただけると幸いです。執筆速度はとても遅いですが、頑張ります！ (2018年7月23日 18時) (
レス) id: c74cf2ec1c (このIDを非表示/違反報告)
詩華 - とても面白いです。応援しています。頑張ってください。 (2018年7月16日 15時) (レス) id: 820f47993c (このIDを非表示/違反報告)
だらけ猫。(プロフ) - 衡機さん» 最近忙しく更新出来ずすみません…全力でやるのでまったりと待っていただけると幸いです！ (2018年2月3日 16時) (レス) id: c74cf2ec1c (このIDを非表示/違反報告)
衡機 - めっちゃ応援してます！更新頑張ってくださいね♪ (2018年1月27日 18時) (レス) id: 7be352b008 (このIDを非表示/違反報告)
だらけ猫。(プロフ) - 美桜さん» そうです！ヒロアカです( 'ω' )ありがたやありがたや… (2018年1月18日 19時) (レス) id: c74cf2ec1c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：だらけ猫。 | 作成日時：2017年9月24日 20時
