トライアングル〜kyuhyuk〜＊7＊

気付いてる？ ページ14

私の隣に座って手を握りながら質問攻めで

答えられない隙を与えてくれないほど。


ＤＨ『ヒョク、ちゃんと話すから、こっちこい。』


ＥＨ『ってかなんでお前…知ってたのか？』


私と会った経緯を話すと少し落ち着いたのか

テーブルにあった水を一気に飲み干した。


『なかなか言えなくてごめんね。』


ＥＨ『でも俺と電話したりLINEしたりしてたよね？』


確信に迫られると考えてきた話をしなきゃ…


ＤＨ『多分こっちに来る準備とか忙しかったんだよ。
ねっ？Aちゃん』


今は言わないでとそんなドンヘさんの顔を見て

はい。だなんて言えずに笑って返すしか無かった。

食事が運ばれてきてこれからの仕事のスケジュールを

話した。


ＥＨ『Aとこんな話するとは思わなかったよ。
しかも敬語だし笑』


仕事の話をしている2人は当たり前だけど真剣な顔をしていて

私も不思議な気持ち。


『日本語の練習はお二人の予定もありますし
日程を合わせてましょう。何かご質問はありますか？』


ＥＨ『ドンヘ無しってのもあり？』


『すみません。お二人のご都合が良い日でお願いします。
マネージャーさんからうちの前田にご連絡お願いします。』


書類をめくりながら動揺した気持ちを隠す。


ＥＨ『なぁ、A……』


すると私の携帯がなった。



キュヒョン



その文字の表示にどうしようか


『ちょっと電話してきま……』


ＥＨ『ここで出ろよ。』


さっきとはまるで別人のような顔をした彼。

ドンヘさんも察したのかヒョクに見えないように

あっちでと指をさす。


『悪いので外で…』


ＥＨ『いいから出ろって』


ドンヘさんも頭を抱えて呆れていた。


『もしもし？』


ＫＨ『ヌナ？今大丈夫？』


『今仕事中で…またあとでいい？ごめんね。』


ＥＨ『A？』


電話を切る瞬間、ヒョクは私の名前を呼んだ。

彼は気付いている？


ＥＨ『この後、仕事があるからまた連絡するよ。
今日は会えてよかったよ。これからよろしく。』


そう微笑む彼が何を考えているのかわからなかった。

先に出ていく彼に声を掛けれずお辞儀をするのがやっとで

ドンヘさんが部屋を出る時に私の肩をポンとして

頷いていた。

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