違う期待 ページ42
これから苦痛の半年を過ごすことになるなんて
知るよしもない私はヒョクの帰りを
心待ちにしていた。
微かに彼の匂いが残るベッドに寝転んで
自然と顔がニヤけてしまう。
ヒョクの為に用意したお揃いのパジャマを
広げてギュッと抱き締めた。
ピンポーン…
あっ！ヒョクだ！急いでドアを開けた。
「ヒョク、早かっ……たね…。」
さっきとは全く違った曇った彼の顔に
言葉に詰まってしまった。
EH「んー。」
そう言いながら部屋の奥のソファーに座った。
「疲れちゃった？何か飲む？」
さっき買ってきた飲み物を出そうと冷蔵庫に
歩こうと思った時、手を引っ張られて
隣に座らされた。
「どうしたの？」
EH「う〜ん…ねぇ…俺の事好き？」
「どうしちゃったの？変なの。
待ってて、何か飲む物…」
EH「いいって…それより話があるんだ。」
私は違う期待をして緊張する。
ヒョクが少しずつ話し出した出来事に
私の期待とは全く違う方向に向かっていた。
「え……どういうこと？」
EH「ごめん…。全部俺が悪いんだ…。
でも、好きなのはAだけだよ？」
上手く状況が掴めない。頭の中がふわふわして
何にも入ってこない…。
「なら…その半年間は彼女と…ってことだよね？」
EH「仕事上の付き合いだよ…」
「それでも…ヒョクの隣に…いるんでしょ？」
ヒョクの隣は私の場所なのに…
やっと…これからだったのに…
なんでこんなことになるの？
EH「お互いに信じあってれば大丈夫だよ。
俺はいつもAのことしか考えてない。」
気持ちが通じあっていれば大丈夫……
半年なんてすぐよ？そう気持ちに、なれる？
「…頑張ってみる」
こうなってしまったら今はそう答えることしか
出来ない。嫌だって言っても終われることじゃ
ないから…。
EH「ありがとう。Aが嫌な気持ちに
ならないようにするから…」
「うん。信じてる…大好きよ…」
俺も…そう、言って誓いのキスをした。
もちろん、お揃いのパジャマはお預け。
半年後の日の為に取っておくことにした。
マネージャーさんから電話が入り
ヒョクは自分の部屋に帰っていってしまった。
静まり返った部屋と
広いベッドに一人で寝ることに
寂しさを感じた。
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きゅひょみ(プロフ) - さくさん» さく様♪いつも読んでいただき本当に嬉しいです〜(*≧∀≦*)私もヒョクがいなくなってかなり寂しいです…。さく様がそんな事言ってくださると頑張れます！！更新少し待っててくださいね〜q(^-^q) (2016年2月29日 20時) (
レス) id: 1649b7d5e9 (このIDを非表示/違反報告)
さく(プロフ) - いつも更新楽しみにしています！大好きな小説です！ひょくがいなくなってもこの小説を読むとそこにヒョクがいるようです！！これからも頑張って書いてください！楽しみにしています！ (2016年2月28日 23時) (レス) id: bd1006630a (このIDを非表示/違反報告)
きゅひょみ(プロフ) - ほにょなさん» ほにょな様♪違いますよ〜大丈夫です(^o^)vいつもコメント嬉んですよ〜(⌒‐⌒)更新頑張ります！！ (2016年1月27日 7時) (レス) id: 1649b7d5e9 (このIDを非表示/違反報告)
ほにょな(プロフ) - きゅひょみさん» そうだったんですか！急かせてしまってたならすみませんでした(^-^;ロラ最後の最後にやってくれましたね！キュヒョンと主人公の関係にも気になります(^○^)引き続き更新ふぁいてぃん！ (2016年1月27日 0時) (レス) id: bd4fc553a7 (このIDを非表示/違反報告)
きゅひょみ(プロフ) - ほにょなさん» ほにょな様♪いろいろありまして更新できなかったんです(´д｀|||)これから少しずつ書いていきますね〜いつも読んでくれてありがとうございますぅ〜(^ー^) (2016年1月19日 16時) (レス) id: 1649b7d5e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きゅひょみ | 作成日時：2015年8月7日 16時
