いない１時間(KHside) ページ21
いきなりの事でやっと見つけた携帯が
また鞄の中で迷子になる。
『ちょ、ちょっと待って下さい。携帯が…』
聞こえてない振りをして
必要ではない携帯を必死で探す。
DH『もう結果は見えてるだろ？
お前は頑張ったよ。』
手の甲に当たった携帯はすごく冷たくて
探し当てたのに僕は鞄から手を出した。
こうやってヌナの手を離すことが出来る？
ヌナが必要な時に差し伸べてた手を…。
僕は鞄に手を入れてすぐに携帯を取った。
やっぱりヌナの手は離したくない。
『それでも…好きでいたいです。』
携帯を握りしめてドンヘヒョンに伝えた。
DH『それが辛い恋でもか？
俺は弟のそんな姿見たくないけどな。
でもキュヒョナの気持ちはわかったから。』
そう言うとヒョンはまた食べるのを始めた。
DH『どうなるかはヒョクに聞いてみないと
わからないけど…結果によっては
今まで通りには…できないぞ…』
『わかってます。ヌナが…幸せなら…』
本当ならこの手でヌナを幸せにしたかった…
でもヌナを悲しませるのも喜ばせるのも
全部、ヒョンにしかできないってこと…。
相手がヒョンじゃなかったら強引にでも
出来るのに…僕にとってヌナも大事だけど
ウニョギヒョンも大切な家族。
その間でどうすることもできない自分。
時計を見てみると一時間たっていた。
ちゃんと待ってるから、行ってきて。
大丈夫。何があっても耐えられる…。
今までもそうしてきたんだから。
ヌナの笑顔が見れればそれでいい。
そうやって何度も自分に言い聞かす。
ガチャ…
ゆっくり扉が開く。
ヒョンが先に入ってきてその後ろにヌナ。
さっきまで一緒にいたのに僕には何日も
会ってないように感じた一時間だった。
下を向いてなかなかヌナの顔を見ることが
出来ない。
DH『ヒョクチェ、少し話そう。
Aちゃんを頼むぞ』
えっ？という顔をしたウニョギヒョンを
無理矢理連れて出ていった。
これはドンヘヒョンなりの優しさ。
でもこれが最後だぞ。そういう意味も
あるんだと思った…。
『こっちにきて座ってください。』
ヌナも気まずいようで僕の方を未だに
向いてくれない。
『上手く…いったんですね…よかったです。』
心にもない祝福の言葉を言うとヌナは
顔をあげた。
ヌナ…僕は上手く笑えてる？
しっかり僕を見て…その嘘に気付いて…
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きゅひょみ(プロフ) - さくさん» さく様♪いつも読んでいただき本当に嬉しいです〜(*≧∀≦*)私もヒョクがいなくなってかなり寂しいです…。さく様がそんな事言ってくださると頑張れます！！更新少し待っててくださいね〜q(^-^q) (2016年2月29日 20時) (
レス) id: 1649b7d5e9 (このIDを非表示/違反報告)
さく(プロフ) - いつも更新楽しみにしています！大好きな小説です！ひょくがいなくなってもこの小説を読むとそこにヒョクがいるようです！！これからも頑張って書いてください！楽しみにしています！ (2016年2月28日 23時) (レス) id: bd1006630a (このIDを非表示/違反報告)
きゅひょみ(プロフ) - ほにょなさん» ほにょな様♪違いますよ〜大丈夫です(^o^)vいつもコメント嬉んですよ〜(⌒‐⌒)更新頑張ります！！ (2016年1月27日 7時) (レス) id: 1649b7d5e9 (このIDを非表示/違反報告)
ほにょな(プロフ) - きゅひょみさん» そうだったんですか！急かせてしまってたならすみませんでした(^-^;ロラ最後の最後にやってくれましたね！キュヒョンと主人公の関係にも気になります(^○^)引き続き更新ふぁいてぃん！ (2016年1月27日 0時) (レス) id: bd4fc553a7 (このIDを非表示/違反報告)
きゅひょみ(プロフ) - ほにょなさん» ほにょな様♪いろいろありまして更新できなかったんです(´д｀|||)これから少しずつ書いていきますね〜いつも読んでくれてありがとうございますぅ〜(^ー^) (2016年1月19日 16時) (レス) id: 1649b7d5e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きゅひょみ | 作成日時：2015年8月7日 16時
