トライアングル〜kyuhyuk〜＊３＊

意外な人 (KHside) ページ10

『どうしたんだよ？』


ちょっと入れてよと強引に入ってきて

ベッドに座った。


RW『何？なんか話が見えないんだけど…』


腕を組んで口を尖らせる。

どこから話せばいいのか…考えると

早く〜とリョウガが急かせる。

僕が知っている範囲で全て教えた。


RW『ふ〜ん…ってことは…キュヒョナは
ヌナの事が好きでヌナはヒョンが好き。
ヒョンは〜えぇ〜と〜誰が好きなの？』


僕だってそれを知りたいんだよ。


RW『でもロラさっき来てたじゃん？
でも…ヌナと恋人みたいにしてたし…』


リョウガも頭で整理できないのか


RW『なんなの？意味わかんないんだけど
ならヒョンが二股してるって事？
あぁ〜だからさっきロラの話を止めたのか…』


僕だってヌナに彼女の存在を教える機会は

何回もあった。でも傷付くとわかって

自分の好きな人を悲しませるバカはいない。

そんなことをしてヌナを手に入れたいとは

思っていないし…だから僕だって我慢してる。



RW『んでさっきどこに行ってきたの？』


ヌナの所と言うと呆れたと言う感じで

リョウガがため息をついた。


RW『なら何？彼女といると
連絡しないヒョンにヌナが不安になるから
一緒にいた訳？キュヒョナ…
どうしちゃったの？』


そう…ヌナが彼女を知らなくても

ヒョンの事で不安にさせたくないんだ。

と言うよりヒョンの事を考えてほしくない。

それが一番かもしれない。


RW『好きな人がいたって前はこんなんじゃ
なかったじゃん？』


恋愛に関しては多くはないけど積極的に

行動してたのは自分でもわかってて。

ヌナに対してはかなり慎重になってる。


RW『ギュギュにも本当に好きな人が
出来たってことね。』


ウンウンとリョウガが頷く。


RW『僕はギュギュを応援してるよ。
ずっと言えなくて辛かっただろ？』


ヤバい…。その言葉に涙が出そうになった。

そうだよ…。ヒョンの事ばかり考えてる

ヌナを好きなのは承知の上だけど

やっぱり物凄く辛い。

リョウガは立ち尽くす僕を抱き締めて

背中をポンポンと叩いて部屋を出ていった。

バタンと閉まったと同時に

頬に暖かいものが流れてきた。

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