トライアングル〜kyuhyuk〜＊３＊

やっぱり… ページ37

あんなに楽しみにしていた韓国…。

やっぱり気分が乗らない…。

でもヒョクと向き合うことを決めたから

逃げちゃダメだよね。

とにかく泊まるホテルタクシーで向かった。

部屋に入って一段落してドンヘさんに

電話をかけてみる。


DH『Aちゃん。無事に着いたみたいだね
あぁ…ヒョクなんだけどさ…』


その言い方で嫌な予感がした。


DH『朝からさ…マネヒョンがヒョクに
付いてて…この前にAちゃんが
来ること言っちゃったからさ…
どうしよう…』


そんな上手いこといくわけないと思ってた。

もしかしたら韓国にいる間、

ヒョクに会えないかもしれない…。


『そうなんですか…わかりました。
ならホテルで休んでますね』


すぐに会えるとは思ってなかったし

飛行機の疲れでベッドに横になった。

するとLINEが入ってきた。


≪着いたみたいですね≫


読んでいるとキュヒョンから電話。


KH『既読になったから
出ると思ってかけた。』


『さすが、キュヒョンだね笑』


絶対に事情は知っているのに

ヒョクの話をするわけでもなく

疲れた？とかどこ行くの？とか…

私が余計なことを考えないように。


『キュヒョン…ありがとね。』


KH『僕、今、休憩中なんですよ。
暇なんで話し相手なんです。ヌナは。』


酷〜いとか言いながら私はちゃんと

キュヒョンの優しさはわかっていて


KH『ヌナ。ご飯食べに行きましょうよ。
僕、後ちょっとで仕事終わるんです。』


『ありがと…。でも…』


もしかしたら夜にでも

連絡くれるかもしれない。


『せっかく韓国に来たんだからさ
ホテルいるなんてもったいないよ』


いつ会えるかわからない彼をここで１人

いろんな事を考えながら待つのはきっと辛い。

でもキュヒョンだとヒョクはいい気分は

しないのもわかってる。でもここでは

頼る人がいないし、ドンヘさんもいるけど

私が心許せるのはキュヒョンしかいなくて…。

こんな時に気を使いたくない。


KH『ヌナ？ホテルはどこ？
後二時間くらいで迎えに行くから』


忘れてた…。キュヒョンにはＮＯという

言葉は通用しなかったんだ。

でもこの強引さは何も考えならない私に

都合がよかった。


『ん…。なら待ってるね…仕事頑張って』


キュヒョンがに迎えに来るまで

ずっと片手に携帯を持ってヒョクからの

電話も待っていたけど

かかってくることはなかった。

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