トライアングル〜kyuhyuk〜＊３＊

好きな歌 ページ28

ヒョクがそんなことになっているなんて

全く知らない私は会社をいつ休もうか…

なんてベッドに寝転びながら手帳を開き

ヒョクのことを考える。

ゴロンと体を向きを変えて周りを見渡す。

日に日に増えていったヒョクのポスター。

今度は家に来てくれたらサイン書いて

もらおうかな？そんなこと考えいると

すぐ横に置いてある携帯がなった。


『何？どうしたの？疲れてるなら
早く寝ないと…』


眠たいのか…いつもより甘い声。


KH『ヌナ…。起きてました？』


私とヒョクとの距離を縮めてくれた

キュヒョンは前と変わりなく

私に連絡をしてくれる。

何があるって訳じゃない。

本当に普通の会話。それが私も少し

楽しみな所もあったりもして。

ヒョクも多分知っていると思うけど

私が自分の事を好きだとわかってからは

キュヒョンに対して何も言わなくなった。


KH『今日もいろいろ疲れた…。ヌナは？
何してたんですか？』


『う〜ん…また韓国に行こうかな〜
なんて考えてた…。ハァ…』


あの日から何ヵ月もたっていて…

最近ため息ばかりついてる。


KH『そんなに僕に会いたいんですか？
今から行きましょうか？家も知ってるんで』


キュヒョンなら本当にしそうで…。

焦る私の態度に笑ってる彼。


『キュヒョン？歌ってくれない？
あの私の好きな歌。』


キュヒョンの車の中で初めて聞いた曲。

彼の歌声は本当に癒される。

お金とりますよって言いながらも

頼んだ時は真剣に歌ってくれて…。

目を瞑ってキュヒョンの声だけに耳を傾ける。

このまま寝てしまいそう…


KH『……ナ…ヌナ！！さては僕の美声で
寝てしまいそうになったな…』


バレてる…。半分くらい聞いたのは

覚えてたんだけど…


『ハハッ。ごめんね…でも本当に
素敵な声だよね。』


KH『ったく…
僕の声を聞きたいって言う人は世界に
たくさんいるよ！！
なんて扱いだ。まっ！ヌナだから
許しますけど…』


キュヒョンは本当に優しい人。

ヒョクとは全く違う感じで

きっと付き合う彼女は幸せなんだろうな。

って言うか…何考えてるんだろ…私…。

私が好きなのはヒョクチェ。

キュヒョンは友達。

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