トライアングル〜kyuhyuk〜＊３＊

ヒョンより先に (KHside) ページ14

コンサートの控え室には

ウニョギヒョンの隣に彼女がいる。

Aヌナはみんなに会わせないくせに…。

コンサートが始まってヌナの位置を確認。

信じられない二人が並んでる。

さすがの僕も二度見をした。


〜〜〜〜〜〜


コンサートが終わり

ヒョンは彼女とみんなでご飯に行くから

チャンスだと思ってヌナにLINEをした。

今日は独り占めできる。


RW『ギュギュは一緒に行く？』


KH『行かない。ヌナと約束あるから』


RW『だろうと思った。お前も頑張るね』


肩を叩いて部屋を出た。

ペン達に見つからないようにタクシーに乗って

ヌナの待っている場所へ。

乗る前に何かを気にしていてご飯を食べていても

携帯を見てる。ヒョンと電話が終わって

ヌナは浮かない顔。しかも二人一緒の所を

見てしまうとは…ヌナを見ていたら

本当の事を言えなかった。

傷つく顔は見たくないから…。

どんなけヒョンの事を信じてるんだよって

腹が立った。キスしただけで…

僕だって…僕だってしたんだよ。

そりゃヒョンの変わりだったけどさ。

きっともう一度したらもしかして思い出して

くれるんじゃ…そういう気持ちでヌナに

近付いたけどそんなに嫌な顔しないで…。

強引にしてもよかったけど我慢をして

昨日みたいに手のひらにキスを落として

冗談で終わらせた。

やっぱりヌナはあの日の事は覚えてない。

どうして先に僕が出会わなかったんだろ？

ヌナに出会ってから何百回思ったことか…

ヌナがヒョンの話をする時は本当に

幸せそうに話すんだ。それにムカついて

ずっと聞きたかった質問をした。

はぐらかすヌナに僕は真剣な顔をした。


『好きに…なってないと思う…』


いつもの僕ならヌナの嘘はすぐに見破るのに

余りのショックに見落としてしまった。

分かっていた答えだったけど直接聞いて

しまうとやっぱりキツいわ…。

でも僕はそれでもヌナのソバにいると

伝えたかった。今はないかもしれないけど

ほんのすこしでもヌナの心の隙間に

入り込めるなら…もしヌナが傷付いたときに

僕が必要なら…

それでも僕はヌナの近くにいたい。



ヌナ…


ものすごく……愛してる…。

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