嘘のようでありそうな物語。 (ページ31)

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SnowManメンバーが目黒くんのことを心配していると、当の本人がインタビューを終えて控室へと戻ってくる。

ラウール「あ！めめぇ～！！！だいじょうぶ？？」

目黒「ん、大丈夫だよ。大したことないから。…それよりごめんね、この後の新曲の振り入れ…………」

佐久間「そんなこと気にしないで、早く帰って休め～、後は俺達でなんとかすっから！！」

目黒「……………ありがと。」

A「じゃあ皆さん。よろしくお願いします。………目黒くん、帰りましょう」

目黒「お先っす………すみません。」

申し訳なさそうにメンバーに言う目黒くん。
帽子を深くかぶり、マスクをつける。

阿部「心配しないで。おだいじに。」

渡辺「めめ、お大事に。…Aはまた戻ってくるよな？」

A「振り入れの終わり時間には戻るよ。それまでよろしくね。」

渡辺「…………………ん。」

翔太の返事には妙に間があった。

目黒くんが心配で、一刻も早く帰したい私は
そんな間を気にすることなんてできなかった。