脅され彼女の奇妙な同棲日記 9 ページ35
『これ、度が入っていないみたいです』
わたしは顔を挟むようにメガネテンプルの両側に
手を添えて、メガネを軽く上下に揺する。
[一見、ふつうの伊達メガネに見えるだろ?
メガネ型の防犯カメラなんだ。
よく見ないと分からないが、中央にレンズがある]
掛けたメガネを上下させる、私のコミカルな仕草に
郡司は頬を緩ませながら目の前に立つ。
目線を合わせて屈むと、レンズ越しの瞳を
興味深げにじっと覗き込んでは微笑みを漏らす。
そして、メガネフレームの中央…ブリッジ部分を
指し示すように手を伸ばし
『わ、ぁ……!』
メガネを掛けているとはいえ
目前に指先が近づいてきた為、わたしは
反射的に身体を強張らせ固く目を瞑った。
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みつ丸(プロフ) - 神崎さん» 有難うございます!ドラマの郡司先生、とっても魅力的ですよね。これからも宜しくお願いします☆彡 (3月31日 21時) (レス) id: 8f46f7c20d (このIDを非表示/違反報告)
神崎(プロフ) - 大好きな郡司先生の小説を読めて嬉しいです✨ (3月31日 18時) (レス) @page33 id: 225664e10d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みつ丸 | 作成日時:2024年3月5日 19時