脅され彼女の奇妙な同棲日記 9 (グレイトギフト) ページ33
いい子ですね、と言わせたかった回
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「郡司先生、有難うございます。
ほう……これはなかなか良さそうですね」
ハードケースのジッパーを下ろし蓋を開けると、
中にはセルフレーム型のメガネが鎮座していた。
それを手に取り、フレーム部分を凝視したり
あらゆる方向からじっくりと観察している白鳥。
思わず感嘆の声を漏らす。
「……Aさん、こちらを向いて」
メガネを弄 っていた手を止め、呼びかける白鳥。
いつの間にか、カウチソファの上に片膝をつき
屈んだままでこちらに身を乗り出してくる。
わたしの顎先に手を添えて、ゆっくりと
相手の方へ顔を向かされた。
「いい子ですね。そのまま目を閉じて……」
白鳥は射るように私を見詰めた後、
柔らかな声色で促す。
その眼差しと声に操られるように
言われるままに、わたしはまぶたを伏せた。
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みつ丸(プロフ) - 神崎さん» 有難うございます!ドラマの郡司先生、とっても魅力的ですよね。これからも宜しくお願いします☆彡 (3月31日 21時) (レス) id: 8f46f7c20d (このIDを非表示/違反報告)
神崎(プロフ) - 大好きな郡司先生の小説を読めて嬉しいです✨ (3月31日 18時) (レス) @page33 id: 225664e10d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みつ丸 | 作成日時:2024年3月5日 19時