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「あ、あの先生…」
「A、飯でも行くか！」
「え、あの！」
さっき捕まれた腕から
先生の手は私の左手に代わってて
端から見れば手を繋いでる…みたい。
そのまま強引に連れられて
焼肉屋さんへ。
「こういうとこあの彼女嫌っていっててなかなかこれなかったんだよね」
「はぁ…」
「何か、ごめんな…あんなことなっちゃって」
「いや、それ言うなら私の方で…私のせいであんなことに、」
私のせいで先生が
さっきの彼女さんと
別れることになっちゃったと
罪悪感が消えなくて。
「あーそれはいいの。」
「何でですか？」
「もう別れたかったからさ、いいきっかけになった。ありがと」
「いや、私は何も…」
頼んだお肉を焼きながら
少しうつむきがちに先生は
「Aみたいな子が彼女なら良かったのにな…」
本当に聞こえるか聞こえないかの小さな声で
でもたしかに私は先生のそんな声を
聞き逃しはしなかった。
「え、先生？」
「ほら、焼けたぞ いっぱい食え！！」
「あ、はい！」
結局さっきのはなんだったのかは
聞くことができないまま
もくもくとお肉を食べてた私は
なんなんだ……ほんとに……。
「さっきのさ、片想いだからとかいろいろ嘘ついちゃってごめんな(笑)」
「え、？」
「何かA利用したみたいになっちゃったからさ」
「あー、別に気にしないでください。」
「せっかくの楽しい時間が台無しになっちゃったなー」
「でも私は楽しかったですよ？」
「そ？まあ俺も重い肩の荷が降りてよかったかもな(笑)」
「先生これからソロなんですね」
「余計に生徒からモテちゃうかな！？るんっ」
「ほんと幸せな人ですね、先生(笑)」
嘘、か…
何でがっかりしてるんだろ
あんなの嘘に決まってるのに。
"俺の一方的な片想いだから"
あの一瞬だけほんとに
先生のこと好きになりかけたかも。
「ほんと旨そうに食うな、Aって(笑)」
「食べることが生き甲斐ですから(笑)」
でも、この人を好きになったら
ただ辛いだけなんだろうな。
ひむちゃん先生は
私を女として見てはいないんだから。
先生からしたら
ただの"生徒"だもんね。
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ひむゆり(プロフ) - ちゃいさん» わあ、ありがとうございます！ぜひびえぴの学園もの増やしましょ！笑 待ってます＾＾ (2014年11月11日 21時) (
レス) id: 42de0e7c65 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃい(プロフ) - 僕と君シリーズから読ませていただいているのですが、このお話…めっちゃツボです！キュンとします(*´∀｀*)力山先生読んでたら私も学園モノ書きたくなってきましたwひむちゃん先生マンセー！ (2014年11月11日 2時) (レス) id: abf96abb7e (このIDを非表示/違反報告)
ひむゆり(プロフ) - ステラさん» いい曲ですよね♪ ありがとうございます！ (2014年11月4日 6時) (レス) id: 42de0e7c65 (このIDを非表示/違反報告)
ステラ(プロフ) - 更新頑張ってください！！私もhappybirthday大好きです！ (2014年11月3日 22時) (レス) id: 656c288cd9 (このIDを非表示/違反報告)
ひむゆり(プロフ) - ステラさん» ありがとうございます！^^/ (2014年11月3日 22時) (レス) id: 42de0e7c65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひむゆり | 作成日時：2014年10月29日 19時
