d！にひたすら慰めてもらうだけ (ページ3)

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【泣く× ut 】2 ページ3

指を近くにあったキッチンペーパーで押え
誰か確認すると最近あっていなかった友達の顔が映っていた

『あれ！大先生じゃん、どうしたの？』

「ごめんなーいきなり！近くきたから久しぶりに会いたかったんだけど、Lime返信ないから来てもーたわ」

『前回の仕返しか？？？』

前回とはまえに私が彼の家に行った時にしたことである。
何度も行き来してる彼の家に酒を大量に持って押しかけたのだ。
もちろんアポなしで

気に入ってくれたようでなによりだよ…

ｶﾞﾁｬ

『酒じゃん！！入っていいよ！！』

「酒だから？？？」

ドアの前にたっていた大先生の手にはわりと多い量の酒とおつまみが

なんだかんだで優しいよねほんと

『はい、これ適当に食べていいよ』

「ありがとーいただきます」

『いただきまーす』

指の血はいつの間にか止まっていて適当に絆創膏を貼っておく

やっぱり人がいるのっていいね

少しづつだか、固まっていた心がほぐれていくのがわかる

『これ美味しいねー』

「……ねぇ

最近なんかあった？」

突然だった

『…なんで？いつもどうりだよ』

「強くないからいつもゆっくりなのに

ペースはやいやん？気のせいって感じしんけど」

目があった
じっと私のことを見る

言われた瞬間びっくりした表情をしてしまったし、もう隠せないだろう

この男無駄に鋭いんだった

言うしかないんだろう

『……んーちょっとね、最近上手くいかないの』

「…やっぱりな

無理したらあかんねんで、頑張ってもダメな時って絶対あるやん？

……ほら」

ゆっくりと腕が広げられた

『なに、それ…』

本当はもう限界で躊躇わず胸に飛び込んだ

抱きしめられて泣いていた

そっか
泣きたかったんだ私

「大丈夫、俺も、ほかの奴らもAのいい所ちゃんと知ってる、頑張ってるのも分かってるから」

「無理しんといて」

「どうしてもダメな時はいつでも呼んでや、

　絶対会いに行ったるから、呼んでや」

『うん、ありがとう』