RHマイナス！【男性声優】

ゆめの世界へ ページ10

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「よぉし、まくら溜まった。10連引こ」




「おっ、ロード長い。これは来たんじゃないの？」




「ッカー！大爆死！やっぱまくらじゃダメか...」







立花「姫チャン何やってんのうるさいよ」




「慎之介さぁん！」





アフレコの休憩中、iPadで最近ハマっているDREAM!ingをプレイしていると画面を覗き込みながら慎之介さんが隣に座った。






「巳影ェ... どうしてぼくの元には来てくれないんだ...」



立花「何、巳影推し？嬉しいね」



「ごめん凛太朗推し」







巳影は慎之介さんが声を当てているキャラだよ。







立花「何、やっぱかっきーがいい訳？」




「社長推しじゃなくて凛太朗推しだからそこらへん勘違いしないでください」




巳影も勿論大好きだけど、二推しなのだ。






サービス開始当初から、うちの社長が声を当てているくまりんこと久磨凛太朗くんの実装を今か今かと待っていたぼくには今回のくまりん実装は最高なわけで。







「くまりんRは来たのにィ... みかげちゃんR来ない... ピックアップのくせに...」







ぐでーっと机に突っ伏して項垂れてると慎之介さんがよしよしって頭を撫でてくれた。







立花「なんだかんだ姫チャンってかっきーの事好きだよね」




「好きじゃないもん」




立花「好きでしょ」




「好きじゃない」




立花「ホントは？」




「............ 嫌いじゃない」




立花「やってるゲームかっきーのキャラばっかり推してんだから素直になれって」




「だってだって、恥ずかしいじゃないですか」




立花「ハイハイ」








慎之介さんに核心をつかれて、むーと口を曲げる。






勘のいい慎之介さんにはぼくの気持ちなんてお見通しみたいで、くすくす笑われた。









「もう巳影ちゃんが来るまで課金する！」




立花「この前あんスタでスバル出るまで課金してたじゃん」




「それはそれ、これはこれ！」








ふん、と気合を入れて指紋認証を押した。







後ろでカシャ、とかいうカメラの音と慎之介さんの笑い声が聞こえたけど気にしない気にしない。


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「慎之介さんこの巳影ちゃんのセリフ言ってください」




立花「ホラ、イジメてんだから泣くなり喚くなり楽しませなよ」




「ファ〜〜〜 最ッ高...」




福山「おつかれさまでー......... した」




立花「ちょっ潤誤解！誤解だから！」

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