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ep1.ずっと ページ2
私は泣いていた
お前は要らない子だからと
身勝手に親に捨てられ 孤児院で過ごす最悪の日々
生きる意味なんて無い
こんな思いをして 生きたいなんて思わない
いっそ死んでしまおうか
なぁに
昨日だって1人死んだじゃないか
一昨日は2人
今日は わたし
孤児院を抜け出してひたすら歩く 歩く 歩く
誰も居ない何も聴こえない場所まで
ひたすら歩く
あ
着いた
50メートルはあるだろうか
高い 高い 崖
そこから見える青々とした木々と
穏やかな海と風が
私をやさしく導く
『こわく、ない、、』
あと一歩前へ踏み出せば 落ちるーーー
その一歩を踏み出すのと同時に
手を引かれた
前ではなく 後ろ
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作者名:氷メ零 | 作成日時:2017年7月27日 0時