Re:staRt【WT】 (ページ7)

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わたしと○○③ ページ7

Aside

昼休み、スマートフォンを確認した所、例の孤月の師匠から連絡が入っていた。

＜わかった。今日は俺もそっちに行くつもりだ。＞

そう返事が返ってきていた。
恐らく察しのいい人はこの私の孤月の師匠が誰なのか分かってきた頃だろう。
まぁこの人は後々紹介しよう。

そんな連絡とは別に1件のメッセージが届いていた。

＜話がある。後で電話してくれ。＞

面倒臭いがしょうがないので私は誰も居ない、今は使われてない旧校舎の教室へ赴き、メッセージの主へと電話を掛けた。

｢もしもし、なんか用？迅｣

迅『お！A〜！今昼休みかー？』

メッセージの主こと電話相手は迅悠一だ。
基本的に彼が電話を求める時は本部からの呼び出しや玉狛の仕事依頼などなど、面倒臭い事ばかりなのだ。

｢そうだけど…それで、要件は？｣

迅『要件なんだけどな……お前さん、昨日イレギュラーゲートの一斉駆除あったのは知ってるよな？』

｢あー、そうみたいね。私は表立って動けないから本部の書類整理しながら応援してたけど｣

迅『お、応援してくれてたんだ〜嬉しぃね〜』

｢それで？それがどうしたの？｣

迅『いや、実はそのイレギュラーゲートの原因を解明してくれた子がネイバーでさ、どうやら本部に狙われてるらしい』

なるほど、兄さん達が頑張っても解明出来なかったイレギュラーゲートの原因が突然解明したのは何でだろうとは思ったけど…ネイバーが絡んでたのか……。

｢……私にその子を守れと？嫌よ面倒臭い｣

迅『言うと思ったー！まぁでも聞いてくれよ。実はそいつ、黒トリガー使いでな…恐らく遠征メンバーが帰ってきたら黒トリガーを捕獲する手段を取ると思う、てかその未来が視えた』

｢断る｣

迅『えー！まだ何も言ってないよおれ』

｢……断るべき、そう私のSEが判断した｣

迅『うひゃー！まぁ確かに面倒なことをお願いしようとは思ってたけど』

やっぱりね！！
そんな気はしたんだよ……。
迅の真似みたいになるけど、私の感のSEがそう言ってたんだよ…！！

迅『頼むA。お前の力が必要なんだ』

｢嫌だ｣

迅『そこをなんとか頼むよ！』

━━わたしと迅悠一━━