入隊式�� ページ37
Aside
時が過ぎるのも早いもので、本日1月8日。
そう。いよいよ後輩ちゃん達の入隊式の日だ。
と言っても、私は結局挨拶に行けてないので、もし直接お話したらそれが初めましてになってしまう。
それは出来るだけ避けたいかな……。
忍田｢君たちと共に戦える日を待っている。…私からは以上だ。この先の説明は嵐山隊に一任する｣
お、准さん達だ。
実は私は本日、サポート要員として呼ばれてるものの、見廻りと将来的に見込みのある素材を探すだけの言わばそこに居るだけの存在なので特にする事は無い。
と言うか准さんがそうさせたのだ。
なんでも准さん曰く｢君は仕事を減らすべき！｣との事なのだが、准さんに言われたくはないかな…。
お、後輩ちゃんたちみーっけ。
そういえばあのメガネくんは准さんの恩人とか何とか充が前に言ってたな。
嵐山｢まずはポジション事に別れてもらう。アタッカー、ガンナーを志望するものはここに残り、スナイパーを志望するものはうちの佐鳥に着いて訓練場に移動してくれ！｣
佐鳥｢はいはーい！スナイパー組はこっちだよ〜……あ……！｣
｢…！｣
あ、賢と目が合った。
佐鳥『嵐山さんから聞いたよ。今回は見廻りなんでしょ？荒船さんこっち居るから後で来なよ！』
『荒船さんそっちに居るのは知ってる。昨日知ったから後輩自慢しといた。後で准さんに挨拶した後そっち行くわ』
佐鳥『あっはは！話したこともない後輩自慢？やるね〜。それじゃ、また後でね』
『うるせぇっ！可愛いからいいんだよ。んじゃまたね』
目が合ったついでに賢の方から内部通信で話しかけてきたので軽口を叩きながら会話をした。
そう、実は昨日荒船さんに会っており……。
────────昨日(回想)──────────
荒船｢お、Aお疲れ様。今日も本部なのか｣
｢荒船さん！お疲れ様です。明日の入隊式に向けて色々準備してて…｣
荒船｢成程。そういや、明日俺、東さんにサポートで呼ばれるぞ｣
｢えっ！？じゃあ明日居るんですか？｣
荒船｢おう｣
｢実は明日の入隊式、うちの後輩が入るんですけどそれがまたもう凄くて！狙撃手も居るんでよろしくお願いしますね！｣
荒船｢へぇ。お前がそんなに言うなんて。ちょっと期待してるわ｣
──────────────────────
というやり取りをしてたのである。
｢スナイパー組のとこ行きたいけど、まずは准さんのとこだ｣
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作者名：慧夢 | 作成日時：2023年11月5日 0時
