玉狛支部�� ページ32
NO side
烏丸｢え、あいつ来てたんすか？｣
木崎｢珍しいな｣
宇佐美｢うん。色々言うだけ言ってもう出てっちゃったよ｣
小南｢うわぁ、流石ね。なんて言ってたの？｣
宇佐美｢遊真くんには『小南とやり合えてるのが凄い。今度手合わせしたい(意訳)』、千佳ちゃんには『基礎がしっかり出来てる。今度私も狙撃の方見てあげようかな』、修くんには『今後、磨けば光るだろう。まぁそれは修くんの努力ととりまるくんの指導次第だけど、それは問題無いだろう』って言ってたよ｣
そう言って宇佐美はお茶を飲む。
3人はそれぞれの弟子が言われたことを噛み締めながら、『その通りだな』と頷く。
小南｢まぁでも、正直遊真とやり合ったら1本取れるか、はたまた0:10で負けるかもしれないわね｣
木崎｢どっちが？｣
小南｢決まってんでしょ。遊真よ｣
小南と空閑の10本勝負は良いとこ7:3である。
だが、Aと小南の10本勝負は日によるが基本的に7:3で小南が負ける事が多く、更に空閑とAの相性はあまり良くは無い。
烏丸｢ま、小南先輩とあいつの相性は悪くは無いですけど、遊真とあいつの相性は最悪と言いますか、戦い方的にもあいつの方が有利でしょうね｣
木崎｢だろうな｣
空閑｢へぇ。先輩達がそんなに言う人かぁ。ちょっと戦ってみたいな｣
そう言って入ってきた話の中心の張本人。
彼は未だあったことの無いAAの存在が気になってしょうがない。
修｢でもきっと凄い人なんですよね、その人｣
千佳｢その人に狙撃、教わってみたいです……あ、木崎さんの指導に不満があるとかじゃなくて…｣
木崎｢大丈夫だ。分かってる。あいつは狙撃のポイントは低めだし、腕は下手くそだが、知識は確かだし、教えるの上手いから今度聞いてみるといい｣
空閑｢ん？それ凄いのか…？｣
烏丸｢凄いって言うか、あいつは単に……完璧なんだよ。色々と｣
空閑｢……ふぅん。とりまる先輩、つまんない嘘つくね｣
烏丸｢…これも嘘判定に引っかかるのか｣
空閑｢？｣
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作者名：慧夢 | 作成日時：2023年11月5日 0時
