あなたへの贈り物 (ページ5)

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4本目ページ5

「えっ、なに？

みずき嫉妬？」

瑞稀「ちげーよ！！

…何？その顔、ムカつく！」

瑞稀はさっきから持っていたスマホを机に置いて、私の頬をひっぱる

リア充がやってそう
(彼氏出来たことない)

優斗「2人って！付き合ってるの？」

高橋さんも同じこと思ってたのかな

「いや、付き合ってない

てか私、彼氏出来たことないから

瑞稀もないもんね」

こんなこと言わせんじゃねぇよ、と思うが、これは瑞稀も一緒だ

顔がかっこいいからモテるはずなのに、なぜか付き合わない

瑞稀「うるせぇよ、俺はつくらないだけ」

あ～、この性格のせいなのかも

優斗「え～！瑞稀くんモテそうなのに！！」

「高橋さんもモテるでしょ」

瑞稀「え、こいつのどこがいいの？」

え、失礼だなこの人
でもまぁ、瑞稀ツンデレだから本当は結構好きなんだろうな

「顔整ってるし、明るくていい子そうだから」

高橋「やばっ、ふふっ」

何だこの人…手を口で抑えながら体をくねくねさせているこの人を見て最初にそう思ったけど

もしかして、照れてる？

「…ねぇ、高橋さん

照れてる？」

高橋「はぁ！？照れてな…

てかぁ！高橋さんってやめて！！」

うわぁ、強引に話変えたな

そういえば、最初あった時も顔赤くなってたけど、照れてた？

いや、ありえないか

瑞稀「はっ、高橋さんって他人行儀な感じするよね～」

瑞稀の若干馬鹿にしたような声が高橋さんに向けられる

瑞稀はすごいドヤ顔してるけど何に自信をもってるんだ